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スレ一覧
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|||1-|||書
205 :レミリア・スカーレット(東方Project)
2021/01/11(月) 21:23



月満つれば即ち虧く、毎夜満月ならそんなに愉快なこともないけども。……ああ、いや。うちの妹が元気になり過ぎて愉快どころじゃないかもしれない。


「ねえ咲夜」
「はい」
「なんかこう……新しいことがしたい」
「年始に始めた遊びはどうなさったんですか」
「フランドールに勝てないんだよ……第二形態とか聞いてない。なんなのあいつ」
「はあ。……もうひとつ違うものを見繕ってあったように思いますが」
「あれは頭こんがらがるからたまにでいい」
「成程。どちらもクリアするまで新しいこと探しは禁止しましょう」
「えっ嘘ぉ」


どうにも気が緩んでいけない。年始に騒ぎ過ぎたかしら。ま、あいつからしたら緩んでいる私のほうが不安要素が少なくていいのかもしれないけれど?

何事もないと、抽象画の中にお化けとか探したくなっちゃうんだよね。退屈凌ぎに。
ああいう絵ってなにが描いてあるのか解らないから、なんだろうが探せば見えるもんなんだけど。
それで、見出したお化けを退治しろだなんて咲夜に命じてみたりするんだ。あいつって頭良さそうに見えて結構ぼんやりしてるから、洒落た答えを用意してくれることもあれば、随分とずれた返事を寄越すこともあってさ。まあ、それなりに面白いよ。
……抽象画は好きじゃないけどね。だって、飾るなら私の肖像画のほうがいいでしょう?



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204 :ティアラ・フーズヤーズ(異世界迷宮の最深部を目指そう)
2021/01/05(火) 21:09



「あ、陽滝姉陽滝姉!」
「はい、ティアラ。なんでしょう?」
「この間一緒に観たやつあるじゃん、あれのさあ」
「ええ」
「たったったーたーたたったーた、ってとこさ」
「……?」
「ニャル子ちゃんっぽいよね」
「はあ……?」


とうとう書籍版もあの話まで来たね、いひひっ!
『反転』していく敵と味方、彼女と彼女。順転し続け加速する物語は、やがてそのなにもかもが凍り付く——…ひひっ。楽しみだね、しーしょうっ。



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203 :霧雨魔理沙(東方Project)
2021/01/05(火) 21:08



こうも毎日声が聞きたくてたまらないのに、あいつと離れていた間の私はどうやって凌いでいたんだろうか。……いやまあ、正直それどころじゃなかったのは覚えてるんだが。


お前を鳥籠に押し込んで、飛び方はおろか歩き方すら忘れさせてやりたかった。
いまだってずっと。


「起きてるぜ」
「起きてた!」


↑これがとにかく可愛かった。ただ返事が来た頃にはもう起きてなかった。
あいつは寝惚けてるとひたすら可愛い。次の茶会は是非とも私じゃなくてこいつを弄り回してくれ。私じゃなくてな!



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202 :古明地こいし(東方Project)
2021/01/05(火) 21:03



呼吸する度、胸の底に氷の粒が落ちていった。
抜けるような空。深く蒼い青。真冬の朝は綺麗だから、汚れた私を拒んでいるの。空っぽのこころにそう描いて、笑ってみせた。
同じ空でも私のは真っ暗で、虚ろなばかり。
視えないから間違えられる。寒さと寂しさを同一視するように。空を想うときの感傷的虚偽のように。だけど、間違えられなかった恋心はもう殺すしかない。
喪ったこころの何処かがぱきりと音を立てた。痛いと呟いてただただ笑って、返り血で雪に模様を描いて、私を受け入れてくれたあの夜を未だ探している。


明日の私はお姉ちゃんを愛していないかもしれないし、明後日のお姉ちゃんは運命的な恋を見つけるかもしれない。
今日と明日は意識の断絶によって別たれているのに、どうして恋は夜明けを越えられるんだろうね。未来のないサトリ同士が、将来のない私たちが、どうして未だに手を繋いでいられるんだろう。


繰り返し繰り返し、終わりをなぞっていたいだけ。ほんとうは、そこにお姉ちゃんのことなんて何程も関係がないのかもしれない。


私の恋するバッドエンドと、お姉ちゃんの愛するハッピーエンドと。どうして皆、幸せなほうが尊いんだって言い切れるのかしら。
ねえ、私のこころを覗いてよ。そっと虹彩をナイフで切り裂いて、血塗れになった水晶体の底、こんな私にも幸せを願う想いは残っている?



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201 :フランドール・スカーレット(東方Project)
2021/01/04(月) 22:40



私に会いたいって?ふうん。私は此処から出る気、あんまりないんだけど。あなたと違って。引き篭り万歳よ。
……なんてね。
たまには衆人環視の中でお姉様をぼこぼこにしてやるのも悪くないかも。あいつって本当にプライドばかり高いんだから、定期的に折ってやるのが妹の役目。そうでしょ?お姉様。


次のお茶会は春かしら、それとも夏?ねえ、美鈴。そのときはちゃんと道案内してね。
——ふふ。冗談だよ。ちゃんとひとりで行けるから、咲夜のことをエスコートしてあげて。
どうせはじまりは日が沈んでからだもの。お姉様にも私にも、夜に日傘持ちは必要ない。


ついでに言っておこうかな。私のどこが大人しくて乙女ですって?
平和呆けも結構だけど、次に心臓に穴が空くのは貴方かもしれないよ。きゅっとしてどかーん、ってね。


というか、紅魔茶会もう終わってない……?
咲夜とパチュリーがいたのね。やっぱり頑張って起きてお姉様にでも交代したらよかったかな。まあいいわ、またいつか私とも遊んでね。



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