恋しているぶんだけ恋されたかった。それが叶わないことなんてとうに悟っていて、だけど信じていたかった。
何度も何度も、試すようにお姉ちゃんを振り回しては傷つけたよね。
——ねえ、どうしてお姉ちゃんはまだ私の傍にいるのかしら。
私だって私が大嫌いなのに。
だからすべて捨てて忘れて閉ざしたのに。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

あぁあ。
思い出したくなんてなかったなあ。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

正しいひと。甘いひと。私には眩しすぎたひと。もう二度とあんなふうには苦しませたくない。
だから私と一緒に忘れようよ。私に姉はいなかったし、貴方に妹はいなかった。後には孤高のサトリが二匹。それでいいと思わない？
お姉ちゃんは案外ひとりじゃなにもできないひとだけど、ペットがたくさんいるから大丈夫。私みたいなつまらない道端の小石より、ずっと役に立ってくれるわ。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

貴方がほしい。誰にもあげたくない。醜いエゴはひた隠して身を引きたい。貴方が幸せならそれでいい。一緒に不幸でいてほしい。愛してほしい。恋していたい。会うのが辛い。触れるのが痛い。終わりが怖い。終わる前に終わらせたい。だって終わらないものなんてどこにもない。ないのに。

渦波様。わたくしは悪い子でしょう？
だからどうか、お前など要らないと言ってください。
わたくしはそれでいいのです。いつ失うかもわからない愛情よりも、変わることのない孤独のほうがまし。
ほんとうはずっと貴方様の愛だけがほしかった。だけどもう、そんな不確かなものを望むのは辛いのです。
いまはただ、渦波様の唯一無二の憎悪がほしい。それだけでわたくしは満たされます。

私の手の中で腐ってしまったらいいのに。なにも考えず、なにも思い悩まず、なにも求めずに。
そうして永久に私と踊ってくださいな。幾星霜、腐って死んで黄泉還って尚ずっと。ずっと。

こんな感じか？よくわからん。

あー、うん。とりあえず適当に書いてみるか。
今週は珍しく毎日のように顔が出せた。霊夢とも話したし、あいつとも。
この調子でいられたらいいんだが、そうも行かないんだよなあ。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

掴めない星を、届かない夢を、そうして叶わない恋を追いかけ続けた。
それが私の在り方だから。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

結局どっちに妬いてたんだろうな、私は。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

見たくないものは見なければいい。ないものとして扱えばいい。
でもそんなやり方じゃ、本当なんか見つからないんだ。

……なあ、本当の恋なんてものに探すだけの価値があると思うのか？
だってただの模倣にせものに恋と名付けたのは、他ならない私じゃないか。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

世界でいちばんお前の不幸を願ってる。
だから私に落ちてこい。