眠たい。
1度出会った刀とまた演練で出会ったり、万屋でばったり会ったりと少しある縁を辿る力が俺にはあるのかもしれない。自分でも驚くくらい出会うから、そろそろ何かあるのかと疑いはじめてしまうかもしれない。
…本歌ともまた再会する縁があるんだろうか。

久方振りに拾った声は相変わらず耳に通って、心地よかった。
皆息災の様で嬉しかった、本歌とはあまり話せてないというか、俺がすぐ寝てしまうから。これも俺が写しだからか…。
ひいふうみい、四振りほど良く話す友刃を持てた気がする。せめて、その友刃らの行先が穏やかなものであることを祈る。俺なんかに、願われても嬉しくないとは思うが、それでも。

そういえば最近、本歌と話していてここに顔出していないなと思った。こんな写しの日記見てる刀なんて居ないと思うがそれでも、俺がたまに読み返すからなるべく書いていきたい。
最近は本歌がお疲れ気味らしくて緩く話そうと言われた。あんたのすきにしたらいい、俺はあんたに合わせる。

飽きたのかなんなのか知らないが、本歌がもういいと思うのなら終わらせてくれないか。
……あんたとの会話を楽しみにしているのは、俺だけか。
なんてな、俺に謝るのは癪だがそれでも謝ってくれるあんたの優しさはとても心地良い

猛烈に全てを消したくなる時がある、そういう時はあまり本歌と話さないことにしている。
綺麗に整っていない言葉を、あんたに言うのは気が引ける。

気が優れない、最近気落ちするようなことも無かったはずなんだが…人の心は難しい