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1945.月に叢雲
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夏/油/傑(呪/術/廻/戦)
2022/04/09(土) 03:20
#0408
不安になっている悟が好きだ。
こんな事を言うと要らぬ誤解を招くだろうから勿論本人には伝えちゃいない。
試しに気心の知れた硝子に漏らしてみたらそれはもう物凄い目で見られた、例えるなら道端のクソを見る目。今思い返してもあれは少なくとも友人に対して向ける目ではなかったと思う。
閑話休題。
不安になった時、悟はよく私に抱っこを求める。最近は口に出してくれることも増えたが、前はそうではなかったから少しは信頼されたのかも知れない。
求められるがままに抱き締めて背を撫でてやれば、漸くその蟠りについて話してくれる。
大抵は私の心無い迂闊な言動が原因なんだが、私の言葉一つで一喜一憂する悟は控えめに言ってもかなり可愛い。
そして、その不安を取り払ってやれるのが他でもない私だけだと言うのも、また。
我ながら酷いマッチポンプだ。
硝子の言うことはいつも的を得ている。
ハハッ、嫌だねえ。
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