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┗2041.真夜中のシュテルン(1-5/30)

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5 :ディルック
2022/06/16(木) 12:08

眠る君を腕の中に閉じ込めて、君の後を追いかけようと微睡んでいる時間は溶けるような幸福感を覚える。

寝顔を眺めていると改めて整った造形だなと目が離せなくなる。饒舌に物事を語るその唇はきっちりと閉じられていて、長い睫毛が瞼の縁に淡い影を作り、まるで憂鬱な青薔薇のように静かに眠る君はとても綺麗だと思う。僕が子供の頃から大好きだった星空を映すその眼差しはひっそりと夜の帳に隠れてしまっていて、それだけは少し残念だが…うん、やはり僕は君が起きている時が一番好きだな。
甘ったるい視線も、熱情的な視線も、悪巧みをしている時の悪戯っ子のような視線も、僕の次に大好きであろうアルコールを煽っている時に見せる楽しそうな視線も、元素を纏わせた剣を軽やかに振るっている時に見せる獰猛な視線も、どれもこれもが魅力的で僕の心を捉えて離さない。

本当は…今日だけは君を仕事に向かわせたくなかったんだ。僕も君も、もう自分勝手な我儘を相手に押し付けられるような子供では無いから、せめて今日のモンドが平和であることを風神に祈っておこう。それと、少しでも君の風邪が良くなるようにと。





そう言えば……今日は我らがモンドの自由の神の誕生日だったな。君ですら飲みきれない程のりんご酒を用意しておくから、夜になったら店を訪れるといい。
今日は僕の奢りだ。

モンドと君に、民からの祝福を。Happy Birthday.


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4 :ディルック
2022/06/13(月) 02:30

きっと君はもう夢の世界だろうから、

少しだけ備忘録を書き綴って、それから寝顔を眺めに行くとしよう。

気付いているかもしれないが、僕はストレートな言葉には本当に免疫がない。これは勿論、君限定での話だ。本音と冗談のどちらなのか判断がつかないのだと、いつだったか錬金術師の彼女がボヤいていたがかねがね僕もその意見には同意していた。一度整理をつけた感情を再び向けるのは僕にとって容易いことではなく、だからこそ僕は君の言うことを半分しか信用できずにいつだって逃げ道と言い訳を傍らに用意していたんだ。

それが今はどうだ。ああも言葉を尽くす誠実さとストレートに示される好意と一途さは本音以外の何物でもないように見える。僕はお世辞にも口が達者とは言い難いからこの擽ったさと心の震えを君に上手く伝える術を持たず、馬鹿の一つ覚えのようにありがとう、嬉しいよと返すことしかできない訳だ。
だいたい君は、思った傍からストレートに口に出すことがどれだけの破壊力を持っているのか自覚がないだろう…!君の正直さに慌てふためくのは仕方がないことなんだよ。僕はストレートな言葉には免疫がないのだから。

それでも、それでもだ。君から貰う言の葉たちが僕の中で当たり前にならないように、いつだって幸せの形を噛み締めていきたいと思うよ。

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3 :ディルック
2022/06/11(土) 23:08

眠る君の腕の檻からそっと抜け出して

最近知り合ったらしい璃月人の女性に聖遺物を貢ぐのだと張り切る旅人の付き添いで稲妻の秘境へ。
旅人には随分と世話になったからね。断る理由など一つもないし、何より稲妻の地には大いに興味がある。
斬りかかったり燃やし尽くしたり、吹っ飛ばしたり吹っ飛ばされたり、そうやって僕たちがクタクタになるまで身体を動かして旅人が手に入れたのはゴミの山だったようだが、テイワットではよくある話だ。
項垂れる旅人を慰めながら秘境を出る頃には日も暮れかけていて、少し早い夕飯を彼女と共に。

夏の始まりの近い気持ちのいい夕暮れで、薄い黄色の月が沿道で咲き誇る薄紅色の花の間から顔を出していた。ああ、これが話に聞いていた桜という木なのかと、今は隣に居ない君に飽きもせずに想いを馳せる。
知っているか?桜の樹の下には屍体が埋まっているらしい。かつて犬だったもの、馬だったもの、人間だったもの、そういったものを全て絡め取り根から幹へと吸い上げて花弁を作り蕊を作るそうだ。それならば、僕は生まれ変わったら桜の木になりたいと思う。動かなくなった君の全てを取り込んで、今度こそ心も身体もひとつになるんだ。なんて、何とも……人間の空想というものは面白いな。

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2 :ディルック
2022/06/11(土) 04:38

眠りに落ちる寸前に、僕の名前を呼ぶその声がとても好きだと思う。

愛してるだとか好きだとか、幸せだとか欲しいだとか
そういうもの全てを僕の名前に乗せて、そうして吐き
出される柔らかい声がとても好きで、愛おしくも思う。

夜の帳に伏せられた星空も、規則正しく聞こえてくる
穏やかな寝息も全部愛おしくて、これが全て僕のもの
だと思うと眩暈で呼吸ができなくなりそうだ。

今だからこそ、焦がれる程の憧憬を君に抱いている。
……ねえ、君が好きだよ。
誰かと居る時も、一人きりの時も、君と二人で居る時
ですら、いつだって僕は君に焦がれてるんだ。

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1 :ガ/イ/ア・ア/ル/ベ/リ/ヒ × デ/ィ/ル/ッ/ク・ラ/グ/ヴ/ィ/ン/ド(原/神)
2022/06/11(土) 03:34

君から受け取った言の葉を幾度も反芻して、
そうして僕たちがここに在る意味を胸に刻む


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 - Attention -
 半完混合*同性愛表現*惚気
 本文検索避け無し*本編ネタバレ
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