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スレ一覧
┗2041.真夜中のシュテルン(22-26/30)

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26 :ガイア
2023/06/08(木) 19:35

数日前、旦那様に想いを伝えて実ったあの日がやってきた。1年経っても俺たちの関係も心境も衰退することはなく、なんならより強固なものになっているように思う。時を重ねれば重ねるほど激しい恋情よりも緩やかな愛情が顔を出すものだという考えに訂正を入れる必要が出てくるくらいだ。むしろあいつ曰く最近特に溢れ出る愛情に呻く頻度が増えたらしい。当人たる俺に自覚が無いのも妙にリアリティがあるポイントだな。
これを書き綴る今も恋しく想って仕方がない。早くあの誰よりも可愛い特別な奴を抱いて眠れる時間になってくれないもんか。

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去年もここに綴ったことだが今年も短冊を飾ってみた。気が付いたあいつが書きたいって言ってくれたから対になるのを渡して、今はその相方待ちみたいな状態だな。
ここのところ闇夜の英雄も活発になってたと聞く。あいつがゆっくり休めるよう騎士団として……いや、ただのパートナーとして。支えてやりたいと切に思うぜ。

色々あってと端折るわけだがつい先日全力で駄々をこねる旦那様の可愛さにやられた。ガキの頃も俺に対してはそういうところがあったし慣れちゃいたんだが、今やられると破壊力が凄いな…?普段は義兄でもあるからしっかりしてる面のが目立つあいつだから、いわゆるギャップを感じたって訳だ。まあもちろんお茶目で暴れん坊なことには変わりないわけだが。何が言いたいかと言うと今日も俺の旦那様は可愛くて仕方ない。


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25 :ガイア
2023/04/18(火) 17:03

『傍に居る時は愛おしく思い、離れて居れば恋しく想う』
これは以前、旦那様が口にしていた言葉だ。なるほど確かにその通り。共に居る時は勿論、任務や旅人に同行してる時ですらあいつの事を考えて仕方ない。
誰が口下手だって?常に求めてる自覚こそあれどこうして言葉にされるまで上手く表現できてなかった俺とは大違いじゃないか。
伝えてもらえる愛を何の疑いもなく受け入れて、同じだけの情を向ることができている。こんなにも恵まれていいのかと、悪い意味で夢だと感じることも減った。この緩やかながらも大きな変化は全てお前の影響に他ならない。

話変わって数日前、懲りない俺たちは話の流れで相手の方が可愛いと言い合ったのを思い出した。俺もお前もれっきとした成人男性、恋人が義兄たるお前だから付き合い始めた頃も嫌だと思うことは無かったんだろう。幼い頃をよく知ってる相手なら重ねて映ってることも連想しやすい。何より俺からすれば元々義弟の立場で、そこに加えて惚れた弱みも追加とくれば言い返す発想すら無かった。今に至っては自信を持ってお前から見たらそうだよなとか宣える始末。
それはそれとして。俺よりもお前の方が可愛いって主張を曲げるつもりは毛頭無い。ちょうど2枚目のラブレターも書こうと画策してたしな、いい機会と思って筆を取らせてもらうとしよう。

さて、愛しいディルック。月末は念願の日、お前の誕生日だ。俺の時はそれはもう盛大に祝ってくれたお前に、あの時の俺が感じただけの想いを贈りたい。
叶うことならお前にとって印象に残る日のひとつにしたいところだ。


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24 :ガイア
2023/03/02(木) 16:39

記念日と呼べる日よりも季節の移り変わりに重きを置く傾向にあるのが俺と旦那様の過ごし方だ。節目に感謝を伝えはしても特別何かをすることは基本的に無い。日々の移ろいと双方の気分によるものが大部分となる。
さて、そんな俺たちはつい先日年に一度限りの言えば大半に伝わりそうな記念日を満喫した。こじつけのような記念日に正確には俺が。

先月の22日。猫の擬声語とこじつけることができる日だな。これを言い出したのは旦那で、当のあいつも酒場に入り浸る吟遊詩人に聞いて思い出したらしい。揃いも揃って意識の外だった。教えてくれた彼にはその後きちんと感謝を伝えに行った。
実際にこの話題になったのは件の日の翌日、つまり2月23日になった後になる。そういやそう呼ばれもするな、とその時の俺は油断しきっていたせいで次の衝撃に備えられなかった。誰があの旦那様が猫の鳴き真似をしてくれるなんて考えるんだ…?訳が分からなくなるくらい動揺したしとんでもなく可愛かった。可愛すぎてお代わりまで強請った。あいつが何をやっても可愛いとなる俺が言うと説得力なんて欠片も残らないことくらい自覚してるし、それを踏まえた上で何度だって可愛いと言い続ける。
話はこれだけじゃない。その吟遊詩人に会いに行ったのがお代わりをもらったすぐ後、23日のうちだな。軽い雑談の最中に今度はそいつから爆弾をぶっ込まれた。こじつけようと思えば24日まで猫の日になる、ってな。そして俺は改めて礼を伝え、翌日になってから24日分の鳴き真似……もとい猫の真似をしてもらった。爪を立てて威嚇してくるところも全てが可愛い。

あの後、勤務時間外に図書館の本棚を漁ってこの手の記念日一覧に目を通してきた。知らないだけで色々とあるものなんだなと思わず感心したもんだ。
時間という単位が巡る以上、草木にも見られないほどの変化を楽しむのも悪くない。いや、むしろ楽しみでしかないまである。
次を逃したらまた来年、再来年。焦らずにあくまでも楽しむことを前提に、俺たちらしく共に居たい。俺からすればきっかけのひとつ、一番はお前の幸せそのものなんだぜ。


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23 :ディルック
2023/02/19(日) 07:30

とても寝覚めが悪い朝だ。こういう時はいつものように君の腕の中に潜り込んで二度寝を決め込むに限る。

初めて君と口付けを交わしたのはもう春も終わりに近い肌寒い夜だった。寝惚けていた僕は生憎とその時の記憶が実に曖昧で、つい最近君に言われるまではすっかりと忘れていたのはここだけの話だ。それから程なくして僕たちは恋人という肩書きを手に入れて、今までの隙間を埋めるかのように寄り添い続けてきた。瞬く間に夏は終わり、秋が来て、そうして冬が来た。

もう数十日もすれば僕たちが出逢った春が再び巡ってくる。同じ季節が二度とは巡らないように、僕が君に抱くこの感情もきっと何かしら変容していくのだろう。僕はそれが少しだけ怖くて、少しだけ楽しみでもある。

ただひたすらに、君のことが好きなんだ。
君が恋人になった日から今日までずっと、僕は幸せだった。未来のことは分からない。それでも昨日の僕は君のことが大好きで愛おしくて、今日の僕もまた君のことを愛おしくて大事に思うのだろう。
それがずっと、積み重なっていけばいい。

出逢ってからもうすぐ11ヶ月。
やはり今日も僕は君のことが愛おしいよ、ガイア。

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22 :ガイア
2023/01/17(火) 20:19

きっと今俺が抱えてる泣きそうな感情とやらは以前にお前が綴ってくれたものとは違うんだろう。愛おしいのに苦しい、色で表すなら光の届かない濁った黒。いっそ笑えてしまえるくらい俺にぴったりな色じゃないか。
…少しばかり戻ってきたらしい臆病さと向き合えたら、愛するお前に心からの愛を伝えさせてほしい。分かりやすく不足してる自覚があってなぁ。
なに、これをお前が見つける頃には解決してるさ。綴ったのは記録のため、戒めも込めて。

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要点を纏めて話を振ったのがこれを書いた次の日、何ヶ月か前と同じくらいの緊張を久々に味わった。優しくて頼れて信じられる……なんて今更な話か。お前は今も昔も変わらず俺を義弟だと思ってくれてる。だから余計に俺も応えたくなるんだ。
かつての騎兵隊長には庶務長が居たように、闇夜の英雄には協力者が居るように。元素には反応があるように。対になる相手はなにも俺である必要なんてないわけだが、これを言ったらあの可愛い旦那様に叱られちまいそうだ。それに俺も今までとは比べ物にならないくらいお前の隣に執着してる自覚がある。替えなんて効かないと心に刻み込めるだけの愛を伝える努力を惜しむつもりは無いぜ。

頼ることを教えてくれた旦那様、次はお前が頼る番だ。…厳密に貸し借りなんか考えちゃいないが一方的に寄りかかるのは互いの為にならない。そして何より俺たちらしくない。
多くの顔を持つお前の負担を減らしてその心を癒す務めは昔から俺の役目なんだ。たとえアデリンにだって渡さないさ。
どうか、のびのびと安らかな笑顔を俺に守らせてくれ。


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