ほう？それは面白いね、困った事に私は君の頼みなら出来るだけ、なんでも聞いてしまうのでね。バトンでも何でも言ってくれて構わないよ？

そうそう、昨夜の猫プレイは楽しかったね、君にあんな事させられるとは予想外過ぎてね、はっはっは、なに、楽しかったから問題ないとも

それはそれとして今日は私を置いて出掛けるなんて、つれないじゃないか、早く帰ってきたらまたにゃんにゃんしてあげるよ？

日記が消しにくくなるって釣り文句でニャル子にバトンをやらせるという所業を思いついた。昨今バトンなんてものが巷に見つからないので思いついただけに留まる予定。

眠気が一向に戻ってこないので諦めて起きたほうが健康に良さそうだ。折角だし日記の改修工事に勤しもうかな、地味なところしか変えないけど。

なんだか目が冴えちゃった。困ったな、シトは流石に寝てるし、夜中に転生ドライブもできないしね。

こんな夜は、なにもかも夢だったんじゃないかと思う。
誰もいない今こそが現実で、ぼくを負かせて、壊して、そうして受け入れてくれたきみなんて本当はいないんじゃないかって。……だって、出来すぎているだろう？転生者ドライバーに救われる召使オプションはこんな気分なのかな。

きみを知らないぼくなら、こんな夜に縋りたい誰かを思い浮かべることすらせずに済んだ。
ふふふ……きみのせいだよ、シト。きみがぼくを救ったんだ。ちゃんと、責任を取って。

大丈夫、安心して……サニーくんはぼくが守るから。ね？
サニーくんは悪くない。全部なにかが悪いんだ。やめてよ、サニーくんから離れて！もうなにもしないで……！……、……ふ、ふふ。ほら、逃げられないね。なにかに囲まれて動けないよね……？でも大丈夫、大丈夫だよ、サニーくん。絶対に、ぼくが助けるって、約束するよ。

だから、ねえ、お願い。
もう……やめて。許して。サニーくんまで、そんな目で見ないでよ。
ごめんなさい。

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忘れたいよね、忘れるべきだよ、でも、ぼくは、だから、忘れるなんて、忘れられる筈ない、忘れないで、忘れないで、忘れないで、忘れるなんて……置いていくなんて、許さないから。

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無数の死体がきみを待ってるよ、サニーくん。ずっときみだけを。この世界の底の底で。

夜空に輝く星ですら、あの輝く太陽ですら、永遠でないのに。人の想いが永遠である保証なんて、魔界神でも出来ないわ。

だから、そんな永遠でないあなたは、変わらない私に飽きてしまうのね。

私は永遠にあなたが好きなのにね？