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84 :
不二周助
2011/02/26 14:12
>>83ふふ、それもそうか。お互いに都合良く考えたらそれは結局同じ考えなんだろうね。僕だって君を独占したいって思っているんだから。僕がねだるなんて意外だったかい?あんな距離で君と居ればねだらずには居られないよ。二人きりだったんだしさ。あの僕の姿は他の誰にも見せる気ないな。僕も優越感に浸ってるんだ、僕だけを甘えさせてくれるってね。うん、無理しない程度に予定を組んでくれたら良いよ、宜しく。
そうなったら楽しいと思うけど、やっぱり解らない部分もあるほうが刺激的かな。知ろうとしてもがくのも悪くないなんてすっかり君の虜だね僕。君の熱と想いか…抱き締められていたら全身から感じられそうだね。想像しただけで胸が熱い。
大丈夫だよ手塚。眼鏡さえ落とさなければ何とかなるさ。今となってはどっちだったのか分からないけれど僕には君が僕を想ってくれているという事実が大事だし嬉しいよ。
毎回だったら君も僕も本業が疎かになりそうじゃない?好きな人が同じ教室に居るのも考え物だね。君とペアか…テニスでは中々そんな機会がないし、新鮮で良いね。ふふ、君が分かってくれていたら十分だ、ありがとう。興味を引いたのが物だったらか、それは勿論共有したいよ。今までそうしてきたように。ただ、人だったら妬くしかないね。
手枷足枷も良いけれどその永住の証も魅力的だなあ。
そう、なら良かった。去年は花見してないんだよね僕。今から楽しみで仕方がないよ。
それを知っていたなら僕が余所見なんてしない事も知っているだろ?手塚。いや、しないんじゃない…出来ないが正しいかもしれないな。君の魅力が僕を惹き付けて止まない。
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83 :
手塚国光
2011/02/26 02:10
>>82都合が良くて悪い事はないだろう、これは俺とお前の物語なのだからな。それなら時間を止めてお前を俺だけの物にしたいと思っている俺の方こそ都合良く考え過ぎだ。この前はお前がああしてねだるから俺もとても良い思いをさせて貰った。お前も俺の前では他では見せない甘えを見せてくれるからな、俺だけしか知らないと思うと優越感を持たざるを得ない。なら、少し生徒会の仕事に見通しがついたらまたお前に伝えよう。
表情だけでか。それだけで伝わるようになったら常日頃から何を考えているか分かってしまいそうだな。そう来るか、なら抱き締めて鼓動をお前から分けて貰う事にしよう。その代わりに俺は俺の体温と熱に乗せた想いをお前に贈ろうか。
そんな事はないようにしたいがお前の前だと余計な気を張らずに済むからこの先何か失態をするかも知れん。大方お前ばかり見ていて何かを落とす、と言うようなものだろうがな。何とも思っていなかった所から何かを生み出したにせよ、俺の気付かない所にあったものを内から気付かせたにしてもお前の俺を想ってくれた気持ちが凄い事に変わりはない。
毎回振り返る事は出来ないだろうが流石に背中に好きな奴からの熱視線を感じたまま何事もないように授業を受けるのは難しいだろうからな。それに前後の席より左右の席の方が授業で何かペアを作る時に便利だろう。それを怖いと思うのはお前をあまり知らないからだろう、不二をちゃんと見ていればそれがお前なりの感情表現だと分かるはずだ。お前が居てそこに何か俺の興味を引く物があったらお前を呼んでそれを共有するつもりだったが。ならば良いか?
永住希望ならば俺は手枷足枷をする前にお前の指にその証を贈る事になりそうだ。
俺の家は大丈夫だ。街中には何箇所か桜の綺麗な場所があるから楽しめそうだな。
知っていたがお前の口から聞きたかったんだ、不二。乾とも河村とも菊丸とも仲の良いお前だからある程度は目を瞑ろう。だが余所見は許さんぞ。お前が真っ直ぐ見つめるのは俺一人で十分だ。
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82 :
不二周助
2011/02/25 23:27
>>81そうだね。そして逢う約束の日迄は驚く程早く時間が過ぎれば良いって思ってしまう。都合良過ぎだって自覚はあるけどさ。君の腕の中に居られたら…って考えていたらこの間の部室での事を思い出したよ。温かかったなあ。ふふ、分かっているよ。公私で違う君を見られる方が僕に取ってもお得だからね。勿論急がないから来月でも構わない。僕も今月は少し立て込んでいるし丁度良いよ。来月都合がつく日がわかればまた教えて。
指示語で通じるようになれたらその次は表情だけで気持ちが伝わるようになるのが目標かな。我儘?まさか。僕の胸の高鳴りを手塚に捧げるには密着しなきゃ伝わらないだろ?抱き締めてくれたら全部あげる。
君の失態か…想像が付かないけれど少なくとも君がロボットだったら僕は特別な感情は抱かないだろう。ああ、それはあるかもしれないよ。僕の気持ちが何とも思っていない君を振り向かせたのかもしれない。それだったら凄いと思わない?純粋な気持ちって。
もし授業中だったら僕の熱視線を背中で感じながらも振り向かずに居て、休み時間に見ていた事を指摘されるかなって思ってた。振り返ってくれるなんて嬉しいな。僕も隣の席が良い。近くに居る方が良いに決まってるよ。そういう所を見られてしまうから怖いとか言われちゃうんだろうね、気をつけよう。僕に気付いたのに他に興味を示していたら妬くから。先に言っておくよ。
ふふ、じゃあ遠慮なくどっかり腰を据えて住まわせて貰うよ。永住希望だしておこう。
夜の桜、君にとても似合いそうだ。大丈夫、君と一緒だって言って行けば心配しないと思うから。君の方こそ大丈夫?
悪いなんて言う訳ない事、知ってる癖に。タカさんと乾の名前は出し過ぎちゃったかな。…だけど嬉しい。僕の気持ちは君にしか向いていないよ手塚。
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81 :
手塚国光
2011/02/25 17:01
>>80会っている時は時間が止まれば良いと切に思う。誰にも何にも邪魔をされずにお前を俺の腕の中に留めておく事が出来るのは魅力的だな。お前以外にいたら困るだろう。他の皆に特別手厳しくしているつもりではない、お前に対しては無条件に甘くなるだけだ。それも公私混同はするつもりがない。今日か明日と言いたい所だがそれぞれ翌日の朝が早くてな…来月でも構わないか?
熟年夫婦か…考えてもみなかったが確かに言い得て妙だな。勿論今までのように厳粛に全て受け止めさせて貰おう。俺はその胸の高鳴りも残さず欲しい。…我が儘だとお前は言うか?
俺とてロボットでもなければ完璧な訳でもない。その内何か決定的な失態を犯しそうだ。純粋で真っ直ぐだからこそ俺の所へ一直線に届いたのだろう。その真っ直ぐな気持ちが未だ俺がお前への思いに気付いていなかった頃、無意識のうちに何かを揺さぶっていたのかも知れんな。
開き直っているというか事実だ。それで、授業中に後ろからお前の熱視線を受けている俺は何も反応はなしか?もしお前が1組の教室で俺の後ろから視線を送ってきたら、俺は何気ない振りでお前の方に振り返るだろう。だが、そう考えると隣の席にいるのが一番良さそうだ。不自然でなく授業中に見る事が出来るだろうから。俺が話す相手はお前が鋭い視線から笑顔に移り変わる所を見てしまうのだろう。まあお前に気付けば俺の興味は不二に移る事は必至だな。
遠慮せず来れば良い。お前の住み心地の良いようにすれば良いし、出たいという要望以外は聞く用意があるぞ。
ああ、どこかで夜桜見学と行くか。あまり夜に連れ出すとご家族に心配されないかが気掛かりだが。
そうなのか?会話にあまり頻繁に河村の名を出すから少しだけ嫉妬した。お前と河村が仲が良いのは知っているし、勿論友情としてであるのは百も承知だが、やはり複雑な気分になる。…お前を想うからこそだ、悪いか。
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80 :
不二周助
2011/02/24 23:43
>>79ほんと、一日30時間あれば良い。そうしたら増えた分の時間君から離れてやらないんだ。そっか、じゃあ僕にだけって事だね。良かった。皆に寛容な君も素敵だとは思うけど、やっぱり君の特別で居たいからさ。そんな事言っていいの?手塚。…じゃあ次は何時頃君と過ごせるかな。考えておいてくれない?…ほら、早速甘えてみた。
そうなったら熟年夫婦みたいだね。胸の高鳴りは隠そうとはしたけれど気持ちは隠していないよ。隠そうとしても溢れてくるから仕方がない。全部受け取ってくれるかい?
勿論受け止める。どんな君も「君」だから見てみたいって思うんだ。そうだね、人を想う気持ちはとても純粋だからね、その想いが通じ合えたって凄い事だなあって今更ながらに思うよ。
ふふ、そうやって開き直る君も好きだよ。君がこの教室に居たら…って授業中ふと考える事があるんだ。同じ教室には居ないけれど僕の頭の中には目の前に君が居るかと思う程鮮明に君の姿が映ってる。…いや、君が僕を見ているのを気付くと言うよりも君が話している相手が僕の鋭い視線に気付くのが先じゃないかな。…ああだけど心配しないで。君と目が合ったら自然に笑顔になるからね。
じゃあお言葉に甘えて手枷も足枷も両方付けよう。その代わり僕も君の中へ侵入して同じ様に捕らわれたいな。良いだろ?手塚。
花見良いね。写真を撮りたいのもあるけど君とゆっくり桜を見上げてみたい。
ふふ、狙ってなんかいないよ。嬉しい誤算。凄く嬉しい誤算。
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79 :
手塚国光
2011/02/24 18:51
>>78楽しい時間はすぐに過ぎてしまうのが欠点だな。ああいう時に一日がせめて30時間あれば良いと非科学的な事を考えてしまう。それだけあれば増えた時間はお前専用に出来るというのに。器が大きいのではなくてお前に対する許容量が桁外れなだけだ、好意と贔屓で大幅に拡張されている。存分に甘えれば良いし、俺も好きにする。次に会うまでに色々思案しておけ。
そのようだ。いずれお前と指示語だけでコミュニケーションが取れるようにしたいな。その気持ちは隠さないでくれないか?俺の中にしっかりと取っておきたい。
確かに誰かに見せるならお前に見せるのが一番良いのかも知れない。お前ならば受け止めてくれると俺は思える。そうか、俺ばかりがお前に複雑な想いを抱いていた訳ではないのだな。一人なら邪念だが…想う気持ち自体は純粋な気持ちだから一方通行でなければそれは邪念でなくなるわけか。
何だ、仕方がないだろう。俺自身はお前の家に居座る事は出来んからな。違うクラスでも探してしまう今の状況ならせめて同じクラスにいた方が良いとは思わないか。…いや、誰かと話しながら不二を見過ぎて他の奴に感付かれるかも知れんな。目が合う事もあるかも分からん。俺達は気が合うようだから意識せずとも割と頻繁に目が合いそうだ。
元々その覚悟は出来ている。手枷でも足枷でも、喜んで付けられてやろう。
最近は桜も随分と早咲きになった。春になったらカメラを持ったお前と花見に行きたいな。
…本の次は河村に嫉妬するかも知れん。それともそれが狙いか?
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78 :
不二周助
2011/02/23 22:58
>>77君と一緒に居ると時間を忘れて離れたくなくなるけれど無理をさせる訳にはいかないからね、次回があると思って君を解放してあげなくちゃ。僕の我儘を我儘と思わないのは手塚が器の大きい男だからだろうね。僕はその器に大いに甘えてるんだ。君が何を強請るのか、今から楽しみだなあ。
ふふ、どうやら僕の作戦勝ちかな。そうすぐには慣れないと思うよ。君の傍に居るだけで胸の高鳴りを抑えるのに苦労しているんだから。
そうだね。僕だって君の前で醜態は晒したくはない。でもどうせ見せるなら君に、とは思ってる…矛盾してるね。そう言って貰えると嬉しいな。僕の方も君に対して特別な感情を抱いて見ていたんだ、お互いそう思っていたならもう邪念というよりもとても純粋な気持ちなんじゃないかって思えてきたよ。
…本、しかも君に借りた本に嫉妬する手塚が愛おしいんだけどどうしてくれるのさ。同じクラスだったら目で追って授業にならないから困るよ。それにクラスの友達と話している姿を目の当たりにするとそれこそ嫉妬しそうだ。ふふ、目が合ってどうリアクションしようかと困る手塚が目に浮かぶね。
一度占拠されたらもう僕の中から出られないよ、覚悟しておいて。
今日も暖かかったなあ。春はすぐそこって感じだね。君の隣で迎える春は格別だろうなって期待しているんだ。
裕太は凄く甘党なんだ。他の家族も甘い物は好きみたい。そうだね、今からタカさんに頼んでおこうかな。
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77 :
手塚国光
2011/02/22 17:19
>>76お前が謝る事ではないだろう。俺が離れがたかったのも事実だし、先に一言行っておくべきだった。それにお前の言葉は我が儘の内に入らんからな。逆に次会うときには俺が何かねだるかも知れんぞ。
そうだったか。何か目的あっての事だろうとは思っていたが…まだまだ精進が足りないようだ。お前を不眠症にするつもりはなかった。だが慣れられてしまうのも少し困る。あの顔が見られなくなると思うと寂しいからな。
ああ、確かにそうだ。だがやはり惚れた相手にあまり恥ずかしい所は見せられん。お前だってそうだろう不二。お前の言葉は贔屓目を除いても、とても耳に心地良い。だがそこに嘘はないと思う。誠意の塊にしては邪念も入っていたがな。あの日は最初から純粋なチームメイトとしてではなく一人の恋愛対象としてお前を見ていた。
…お前の家で毎日大事にされていると思うと本一冊だろうと多少は羨ましく思うし嫉妬せざるを得ない。意地悪くはないが、こういう時に俺と不二が同じクラスでないのが悔やまれる。ならば見つけてくれるか。ただし互いに目が合っても俺は大きなリアクションは取れんと思うが。お前も先生方に怒られない程度にしておけよ。
占拠したまま居座り続ける予定だから覚悟しておけ。
お前がそうやって知っていればそれだけで良い。出会った頃はまだ冬だったが後半月もすれば春が近付いてくる。一年もそう長くはないはずだ。
弟は不二と違って甘党なのか。俺はてっきり不二の家の人は全員辛党なのかと思っていた。ワサビ寿司なら河村に…優勝祝いに食べさせて貰わんとな。
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76 :
不二周助
2011/02/20 16:38
>>75昨日は遅くまでありがとう。僕が「離れたくない」って我が儘言ったから限界まで付き合ってくれたんじゃない?僕のほうこそゴメン。次は我が儘言わないからまた逢いたいな…とか言っておきながらきっと君を目の前にしたら我が儘言うと思う、最初から謝っておくよ。
聞かれてもいないのに自分から秘密の話をしたのはその「初めての事」をもう一度して欲しかったから。君は気付いていたかな。ふふ、自分にとって特別な人から特別だと言って貰える事程嬉しい事はないね。昨日はドキドキしちゃってなかなか寝付けなかったんだ僕。
隠さなくていいのに。僕にはそう言うじゃない、手塚。うん、分かってるよ。君が思ってもいない事をツラツラ言葉にするなんて考えられない。…ほら、やっぱり僕は君の思いを感じられていたんだ。あの日のあの言葉は君の誠意の塊だってね。
勿論あの本だって特別さ。物には持ち主の気持ちが宿ると思っているからね。大切にしている物なら尚更。僕の事ばかり考えて困れば良い…なんて思うのは意地悪かな。僕も窓辺の席ならきっと君の姿を探してしまうだろう。すぐ見つけられる自信あるよ。
侵入して早々にもう占拠されてるんだけど。
昨日でまた僕だけが知る君の一面が増えたよ。そうやって君と、君の言葉達と四季を過ごせたら幸せだな。
僕は甘いものも結構食べられるよ。裕太程じゃないけどね。最近は甘いものばかりだったからワサビ寿司って聞いたら無性に食べたくなってきた。
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75 :
手塚国光
2011/02/20 14:28
>>73まず最初にお前に謝る所から始めなければならなくて本当に申し訳ない。昨夜はすまなかった。お前の好意に甘えるようで気が引けるが、また次にと言う約束は有効になるだろうか?
俺だけお前の秘密を知って不公平だったな。ただその秘密に俺がひどく喜ばされたのは事実だ。お前以外の奴に一方的に特別視されても俺には何も返せん。俺にとって特別に思えるのはお前だけなのだから、それ以外は必要ない。
読み取られていたら俺が隠そうと努力した意味がなくなるだろう。俺は決してお前をおだてるために褒めてはいない。偽りの言葉など通用しないと思っているからな。無理をして限界が来るなら最初からしっかり本音をぶつけていければ良い。俺としての誠意のつもりだ。
そう言う考え方も勿論あるだろう。なら俺が貸したあの本も不二にとっては特別に思えるのだろうな。いずれお前の事しか考えられなくなって困るようになるだろう。6組が外で授業をしている時に窓の外にお前の姿を探してしまいそうだ。
こうやって俺の声でお前の中に少しずつ侵入しているんだ。
お前だけが知るような表情も随分蓄積されているんだろうな。ここの言葉もカイロだけでなく心のサプリメントに夏バテの特効薬にと大活躍することだろう。
甘い物を出しても俺が喜ばないのは知っているからな。お前も貰うなら甘いチョコよりワサビ寿司の方が嬉しいだろう?ああ、その方が良い。作ってくれる子には悪いがそれは仕方のないことだ。
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75 :
手塚国光
2011/02/20 14:28
>>73まず最初にお前に謝る所から始めなければならなくて本当に申し訳ない。昨夜はすまなかった。お前の好意に甘えるようで気が引けるが、また次にと言う約束は有効になるだろうか?
俺だけお前の秘密を知って不公平だったな。ただその秘密に俺がひどく喜ばされたのは事実だ。お前以外の奴に一方的に特別視されても俺には何も返せん。俺にとって特別に思えるのはお前だけなのだから、それ以外は必要ない。
読み取られていたら俺が隠そうと努力した意味がなくなるだろう。俺は決してお前をおだてるために褒めてはいない。偽りの言葉など通用しないと思っているからな。無理をして限界が来るなら最初からしっかり本音をぶつけていければ良い。俺としての誠意のつもりだ。
そう言う考え方も勿論あるだろう。なら俺が貸したあの本も不二にとっては特別に思えるのだろうな。いずれお前の事しか考えられなくなって困るようになるだろう。6組が外で授業をしている時に窓の外にお前の姿を探してしまいそうだ。
こうやって俺の声でお前の中に少しずつ侵入しているんだ。
お前だけが知るような表情も随分蓄積されているんだろうな。ここの言葉もカイロだけでなく心のサプリメントに夏バテの特効薬にと大活躍することだろう。
甘い物を出しても俺が喜ばないのは知っているからな。お前も貰うなら甘いチョコよりワサビ寿司の方が嬉しいだろう?ああ、その方が良い。作ってくれる子には悪いがそれは仕方のないことだ。
76 :
不二周助
2011/02/20 16:38
>>75昨日は遅くまでありがとう。僕が「離れたくない」って我が儘言ったから限界まで付き合ってくれたんじゃない?僕のほうこそゴメン。次は我が儘言わないからまた逢いたいな…とか言っておきながらきっと君を目の前にしたら我が儘言うと思う、最初から謝っておくよ。
聞かれてもいないのに自分から秘密の話をしたのはその「初めての事」をもう一度して欲しかったから。君は気付いていたかな。ふふ、自分にとって特別な人から特別だと言って貰える事程嬉しい事はないね。昨日はドキドキしちゃってなかなか寝付けなかったんだ僕。
隠さなくていいのに。僕にはそう言うじゃない、手塚。うん、分かってるよ。君が思ってもいない事をツラツラ言葉にするなんて考えられない。…ほら、やっぱり僕は君の思いを感じられていたんだ。あの日のあの言葉は君の誠意の塊だってね。
勿論あの本だって特別さ。物には持ち主の気持ちが宿ると思っているからね。大切にしている物なら尚更。僕の事ばかり考えて困れば良い…なんて思うのは意地悪かな。僕も窓辺の席ならきっと君の姿を探してしまうだろう。すぐ見つけられる自信あるよ。
侵入して早々にもう占拠されてるんだけど。
昨日でまた僕だけが知る君の一面が増えたよ。そうやって君と、君の言葉達と四季を過ごせたら幸せだな。
僕は甘いものも結構食べられるよ。裕太程じゃないけどね。最近は甘いものばかりだったからワサビ寿司って聞いたら無性に食べたくなってきた。
77 :
手塚国光
2011/02/22 17:19
>>76お前が謝る事ではないだろう。俺が離れがたかったのも事実だし、先に一言行っておくべきだった。それにお前の言葉は我が儘の内に入らんからな。逆に次会うときには俺が何かねだるかも知れんぞ。
そうだったか。何か目的あっての事だろうとは思っていたが…まだまだ精進が足りないようだ。お前を不眠症にするつもりはなかった。だが慣れられてしまうのも少し困る。あの顔が見られなくなると思うと寂しいからな。
ああ、確かにそうだ。だがやはり惚れた相手にあまり恥ずかしい所は見せられん。お前だってそうだろう不二。お前の言葉は贔屓目を除いても、とても耳に心地良い。だがそこに嘘はないと思う。誠意の塊にしては邪念も入っていたがな。あの日は最初から純粋なチームメイトとしてではなく一人の恋愛対象としてお前を見ていた。
…お前の家で毎日大事にされていると思うと本一冊だろうと多少は羨ましく思うし嫉妬せざるを得ない。意地悪くはないが、こういう時に俺と不二が同じクラスでないのが悔やまれる。ならば見つけてくれるか。ただし互いに目が合っても俺は大きなリアクションは取れんと思うが。お前も先生方に怒られない程度にしておけよ。
占拠したまま居座り続ける予定だから覚悟しておけ。
お前がそうやって知っていればそれだけで良い。出会った頃はまだ冬だったが後半月もすれば春が近付いてくる。一年もそう長くはないはずだ。
弟は不二と違って甘党なのか。俺はてっきり不二の家の人は全員辛党なのかと思っていた。ワサビ寿司なら河村に…優勝祝いに食べさせて貰わんとな。
78 :
不二周助
2011/02/23 22:58
>>77君と一緒に居ると時間を忘れて離れたくなくなるけれど無理をさせる訳にはいかないからね、次回があると思って君を解放してあげなくちゃ。僕の我儘を我儘と思わないのは手塚が器の大きい男だからだろうね。僕はその器に大いに甘えてるんだ。君が何を強請るのか、今から楽しみだなあ。
ふふ、どうやら僕の作戦勝ちかな。そうすぐには慣れないと思うよ。君の傍に居るだけで胸の高鳴りを抑えるのに苦労しているんだから。
そうだね。僕だって君の前で醜態は晒したくはない。でもどうせ見せるなら君に、とは思ってる…矛盾してるね。そう言って貰えると嬉しいな。僕の方も君に対して特別な感情を抱いて見ていたんだ、お互いそう思っていたならもう邪念というよりもとても純粋な気持ちなんじゃないかって思えてきたよ。
…本、しかも君に借りた本に嫉妬する手塚が愛おしいんだけどどうしてくれるのさ。同じクラスだったら目で追って授業にならないから困るよ。それにクラスの友達と話している姿を目の当たりにするとそれこそ嫉妬しそうだ。ふふ、目が合ってどうリアクションしようかと困る手塚が目に浮かぶね。
一度占拠されたらもう僕の中から出られないよ、覚悟しておいて。
今日も暖かかったなあ。春はすぐそこって感じだね。君の隣で迎える春は格別だろうなって期待しているんだ。
裕太は凄く甘党なんだ。他の家族も甘い物は好きみたい。そうだね、今からタカさんに頼んでおこうかな。
79 :
手塚国光
2011/02/24 18:51
>>78楽しい時間はすぐに過ぎてしまうのが欠点だな。ああいう時に一日がせめて30時間あれば良いと非科学的な事を考えてしまう。それだけあれば増えた時間はお前専用に出来るというのに。器が大きいのではなくてお前に対する許容量が桁外れなだけだ、好意と贔屓で大幅に拡張されている。存分に甘えれば良いし、俺も好きにする。次に会うまでに色々思案しておけ。
そのようだ。いずれお前と指示語だけでコミュニケーションが取れるようにしたいな。その気持ちは隠さないでくれないか?俺の中にしっかりと取っておきたい。
確かに誰かに見せるならお前に見せるのが一番良いのかも知れない。お前ならば受け止めてくれると俺は思える。そうか、俺ばかりがお前に複雑な想いを抱いていた訳ではないのだな。一人なら邪念だが…想う気持ち自体は純粋な気持ちだから一方通行でなければそれは邪念でなくなるわけか。
何だ、仕方がないだろう。俺自身はお前の家に居座る事は出来んからな。違うクラスでも探してしまう今の状況ならせめて同じクラスにいた方が良いとは思わないか。…いや、誰かと話しながら不二を見過ぎて他の奴に感付かれるかも知れんな。目が合う事もあるかも分からん。俺達は気が合うようだから意識せずとも割と頻繁に目が合いそうだ。
元々その覚悟は出来ている。手枷でも足枷でも、喜んで付けられてやろう。
最近は桜も随分と早咲きになった。春になったらカメラを持ったお前と花見に行きたいな。
…本の次は河村に嫉妬するかも知れん。それともそれが狙いか?
80 :
不二周助
2011/02/24 23:43
>>79ほんと、一日30時間あれば良い。そうしたら増えた分の時間君から離れてやらないんだ。そっか、じゃあ僕にだけって事だね。良かった。皆に寛容な君も素敵だとは思うけど、やっぱり君の特別で居たいからさ。そんな事言っていいの?手塚。…じゃあ次は何時頃君と過ごせるかな。考えておいてくれない?…ほら、早速甘えてみた。
そうなったら熟年夫婦みたいだね。胸の高鳴りは隠そうとはしたけれど気持ちは隠していないよ。隠そうとしても溢れてくるから仕方がない。全部受け取ってくれるかい?
勿論受け止める。どんな君も「君」だから見てみたいって思うんだ。そうだね、人を想う気持ちはとても純粋だからね、その想いが通じ合えたって凄い事だなあって今更ながらに思うよ。
ふふ、そうやって開き直る君も好きだよ。君がこの教室に居たら…って授業中ふと考える事があるんだ。同じ教室には居ないけれど僕の頭の中には目の前に君が居るかと思う程鮮明に君の姿が映ってる。…いや、君が僕を見ているのを気付くと言うよりも君が話している相手が僕の鋭い視線に気付くのが先じゃないかな。…ああだけど心配しないで。君と目が合ったら自然に笑顔になるからね。
じゃあお言葉に甘えて手枷も足枷も両方付けよう。その代わり僕も君の中へ侵入して同じ様に捕らわれたいな。良いだろ?手塚。
花見良いね。写真を撮りたいのもあるけど君とゆっくり桜を見上げてみたい。
ふふ、狙ってなんかいないよ。嬉しい誤算。凄く嬉しい誤算。
81 :
手塚国光
2011/02/25 17:01
>>80会っている時は時間が止まれば良いと切に思う。誰にも何にも邪魔をされずにお前を俺の腕の中に留めておく事が出来るのは魅力的だな。お前以外にいたら困るだろう。他の皆に特別手厳しくしているつもりではない、お前に対しては無条件に甘くなるだけだ。それも公私混同はするつもりがない。今日か明日と言いたい所だがそれぞれ翌日の朝が早くてな…来月でも構わないか?
熟年夫婦か…考えてもみなかったが確かに言い得て妙だな。勿論今までのように厳粛に全て受け止めさせて貰おう。俺はその胸の高鳴りも残さず欲しい。…我が儘だとお前は言うか?
俺とてロボットでもなければ完璧な訳でもない。その内何か決定的な失態を犯しそうだ。純粋で真っ直ぐだからこそ俺の所へ一直線に届いたのだろう。その真っ直ぐな気持ちが未だ俺がお前への思いに気付いていなかった頃、無意識のうちに何かを揺さぶっていたのかも知れんな。
開き直っているというか事実だ。それで、授業中に後ろからお前の熱視線を受けている俺は何も反応はなしか?もしお前が1組の教室で俺の後ろから視線を送ってきたら、俺は何気ない振りでお前の方に振り返るだろう。だが、そう考えると隣の席にいるのが一番良さそうだ。不自然でなく授業中に見る事が出来るだろうから。俺が話す相手はお前が鋭い視線から笑顔に移り変わる所を見てしまうのだろう。まあお前に気付けば俺の興味は不二に移る事は必至だな。
遠慮せず来れば良い。お前の住み心地の良いようにすれば良いし、出たいという要望以外は聞く用意があるぞ。
ああ、どこかで夜桜見学と行くか。あまり夜に連れ出すとご家族に心配されないかが気掛かりだが。
そうなのか?会話にあまり頻繁に河村の名を出すから少しだけ嫉妬した。お前と河村が仲が良いのは知っているし、勿論友情としてであるのは百も承知だが、やはり複雑な気分になる。…お前を想うからこそだ、悪いか。
82 :
不二周助
2011/02/25 23:27
>>81そうだね。そして逢う約束の日迄は驚く程早く時間が過ぎれば良いって思ってしまう。都合良過ぎだって自覚はあるけどさ。君の腕の中に居られたら…って考えていたらこの間の部室での事を思い出したよ。温かかったなあ。ふふ、分かっているよ。公私で違う君を見られる方が僕に取ってもお得だからね。勿論急がないから来月でも構わない。僕も今月は少し立て込んでいるし丁度良いよ。来月都合がつく日がわかればまた教えて。
指示語で通じるようになれたらその次は表情だけで気持ちが伝わるようになるのが目標かな。我儘?まさか。僕の胸の高鳴りを手塚に捧げるには密着しなきゃ伝わらないだろ?抱き締めてくれたら全部あげる。
君の失態か…想像が付かないけれど少なくとも君がロボットだったら僕は特別な感情は抱かないだろう。ああ、それはあるかもしれないよ。僕の気持ちが何とも思っていない君を振り向かせたのかもしれない。それだったら凄いと思わない?純粋な気持ちって。
もし授業中だったら僕の熱視線を背中で感じながらも振り向かずに居て、休み時間に見ていた事を指摘されるかなって思ってた。振り返ってくれるなんて嬉しいな。僕も隣の席が良い。近くに居る方が良いに決まってるよ。そういう所を見られてしまうから怖いとか言われちゃうんだろうね、気をつけよう。僕に気付いたのに他に興味を示していたら妬くから。先に言っておくよ。
ふふ、じゃあ遠慮なくどっかり腰を据えて住まわせて貰うよ。永住希望だしておこう。
夜の桜、君にとても似合いそうだ。大丈夫、君と一緒だって言って行けば心配しないと思うから。君の方こそ大丈夫?
悪いなんて言う訳ない事、知ってる癖に。タカさんと乾の名前は出し過ぎちゃったかな。…だけど嬉しい。僕の気持ちは君にしか向いていないよ手塚。
83 :
手塚国光
2011/02/26 02:10
>>82都合が良くて悪い事はないだろう、これは俺とお前の物語なのだからな。それなら時間を止めてお前を俺だけの物にしたいと思っている俺の方こそ都合良く考え過ぎだ。この前はお前がああしてねだるから俺もとても良い思いをさせて貰った。お前も俺の前では他では見せない甘えを見せてくれるからな、俺だけしか知らないと思うと優越感を持たざるを得ない。なら、少し生徒会の仕事に見通しがついたらまたお前に伝えよう。
表情だけでか。それだけで伝わるようになったら常日頃から何を考えているか分かってしまいそうだな。そう来るか、なら抱き締めて鼓動をお前から分けて貰う事にしよう。その代わりに俺は俺の体温と熱に乗せた想いをお前に贈ろうか。
そんな事はないようにしたいがお前の前だと余計な気を張らずに済むからこの先何か失態をするかも知れん。大方お前ばかり見ていて何かを落とす、と言うようなものだろうがな。何とも思っていなかった所から何かを生み出したにせよ、俺の気付かない所にあったものを内から気付かせたにしてもお前の俺を想ってくれた気持ちが凄い事に変わりはない。
毎回振り返る事は出来ないだろうが流石に背中に好きな奴からの熱視線を感じたまま何事もないように授業を受けるのは難しいだろうからな。それに前後の席より左右の席の方が授業で何かペアを作る時に便利だろう。それを怖いと思うのはお前をあまり知らないからだろう、不二をちゃんと見ていればそれがお前なりの感情表現だと分かるはずだ。お前が居てそこに何か俺の興味を引く物があったらお前を呼んでそれを共有するつもりだったが。ならば良いか?
永住希望ならば俺は手枷足枷をする前にお前の指にその証を贈る事になりそうだ。
俺の家は大丈夫だ。街中には何箇所か桜の綺麗な場所があるから楽しめそうだな。
知っていたがお前の口から聞きたかったんだ、不二。乾とも河村とも菊丸とも仲の良いお前だからある程度は目を瞑ろう。だが余所見は許さんぞ。お前が真っ直ぐ見つめるのは俺一人で十分だ。
73 :
不二周助
2011/02/19 12:59
>>72いよいよ今日だね。こうして僕との時間を作ろうとしてくれるのが嬉しいよ。明日から何時もの部室がまた違って見えるんだろうなあ、この前の教室のように。
ふふ、そうなんだ。些細でも君の事ならやっぱり知りたいかな。もったいつけたはいいけれど僕の秘密こそ相当些細かもしれないって今思えてきた。そういうものなんだろうね。それに君の事を特別に思うのは僕だけでいい。
そう?それは気付かなかったよ。君の心情を読み取れなかったなんて僕もまだまだだね。うん、君の気持ちが聞けて良かったな。…ふふ、君こそそうやって何時も僕を誉めてくれるじゃない。僕が欲しいのは心からの言葉。あの時の言葉がそれだとわかったからね、嬉しかったんだよ。
成る程、それもそうだね。だけど日頃から君が使っている物は何だか特別に思える。机に限らずね。じゃあ「その時」が来るのを楽しみにしていよう。
…やっぱり君の口から聞くと安心出来るなあ。
それだけ君を見ているという事。もっと誉めてくれてもいいよ、なんてね。遠慮なくそうさせて貰おうかな。どちらにしても大切にするのには変わりない。
今から姉さんの用事に少し付き合うんだ。予定通り22時半頃には向かえると思うからよろしく手塚。
じゃあ次会う時は僕の家なんてどう?
その方が相手にとってもいいだろうね。…というかバレンタインにうな茶って…日本中で君の家だけだと思うよ。君の好物を知っている家族ならではで良いね。匿名のチョコは流石に食べるのはちょっとね。君の言う通り気持ちだけありがたく受け取らせて貰ったよ。
72 :
手塚国光
2011/02/18 23:41
>>71ああ、何だかんだと言ってもまた出掛けたいと言う気持ちが本心だ。それにこうして話している内にまた聞きたい事が増えるだろう。それは構わない。自ら進んでやろうとしているわけだしな。
そんな話もしたな。あの時の答えは今になっては些細な内容だ。舞い上がったと言うのは喜ばしいがそのまま忘れてくれて良かったんだぞ。お前の秘密なら共有したいと思える。明日ゆっくり聞かせて貰おう。そうか?自分の事はそう思えるんだろうな。俺も毎日見ているから特別に思えない。
余裕は見せているだけで実際はお前が思うほど余裕ではなかったぞ。特別な思いを持つ相手の前で余裕をかませるほど俺は大人ではない。そうか、俺は性急過ぎると思っていたが丁度良かったのかも知れんな。互いが同じ思いならきっかけを作る事が出来て良かった。…お前は相変わらず俺を褒めるのが上手いな。自分の気持ちに嘘を吐かずにこの心の内を伝えるにはああ言うしかなかった。取りようによっては優柔不断に聞こえる言葉を、お前が別の解釈で受け入れてくれて正直良かった。
日頃の行いはやはり大切と言う事だ。
そんなものか?俺は元々のお前の席もこの前座った席も同じだと思う。違いが出るのは俺が見ている時にお前が座っているか否か、だな。ああ、いずれ…必ずその時は来るはずだ。
視覚的に何かを映すことはあっても、それが俺の心を動かすのはお前くらいしか思い浮かばん。
そうだな。俺の些細な変化でもお前は見逃さないだろう。すっかり俺に詳しくなっているようだな。寒い時にはいつでもカイロとして使えば良い。俺の本も言葉もお前が好きなように使ってくれれば本望だ。
その日の早いうちに鍵を預かっておくつもりだから心配するな。一度の失敗は繰り返さないようにしている。いよいよ明日だな…早くしないと穴が空きそうで困る。
ああ、一度読んだ物だからある程度は分かりやすく説明出来るはずだ。家庭教師か…ならいつかお前の家にお邪魔させて貰うか。
気軽に受け取って対処に困るくらいならば受け取らないのが吉だ。受け取れないと言えば理解してもらえたしな。俺の家では毎年うな茶が出る。チョコレートよりは有り難い。匿名で置いていくのは返事を特に必要としていないからだろう。誰がくれたか分からないのなら無理に食べる事もないのではないか?チョコレートをくれようとした気持ちだけ受けておけば良い。
71 :
不二周助
2011/02/17 13:41
>>70そうだね、一度に欲張って次の日の授業に悪影響が出てもいけないし、少しずつ味わう楽しみ方もアリだよね。それに次回を作ってくれるほうが嬉しいし。ふふ、安心して手塚。学校に忍び込む以上の悪事はさせないから。だけど今度の週末、もう一度悪事を働いてね。僕の為に。
うん、分かった。そう言えば逢う前に「逢った時に聞こう」って言っていた事、この間聞くのをすっかり忘れていたよ。君に逢ったら舞い上がってしまったのかな。トップシークレットだからね、君にだけ教えてあげる。僕の照れた顔なんて君の眼鏡を外した姿に比べたらどうって事ないと思う。
僕も君と話すのが楽しみだって気持ちも勿論大きかったよ。君は此処での雰囲気をそのままに言葉の端々に余裕と優しさを感じた。それを言ったら僕なんて何時から君に惹かれていたか分からないよ。予想なんてつくものじゃないんだなあって身を以って体感した。僕は君が逃げ道を作っていたとは全く思わなかったな。あの時の君の、微妙な心境をそのまま僕にストレートにぶつけてくれたんじゃない?取り繕った言葉を並べるよりそうする事の方が僕にはよっぽど堂々としていると思える。
もし先生が君らしき影を見ても恐らく自分の目を疑うだろうね。
確かに同じ机と椅子だけどさ、僕には違って見えるんだから仕方ないよ。…じゃあそれで妥協してあげる。いずれ乗っ取らせてくれるならね。
心配というより…君の瞳に僕以外が映るのがどうもね、妬いちゃうんだ。脊髄反射か、条件反射より近い気がするよ。
僕も初めてだったよ、あんな近くで見つめたのは。これだけ交流してきたからね、僅かな表情の変化に気づけるようになってきたのかもしれない。ふふ、本当だね。此処の言葉達は携帯出来るから頁を開けばほっこり暖かくなる…カイロみたいだ。
じゃあ19日に部室で。大石が鍵を持ってさっさと帰ってしまわないように祈っているよ。僕も開き癖付いちゃった。早く明後日になればいい。
教えてくれるのかい?じゃあどうしても分からないところが出てきたら遠慮なく聞かせて貰うよ。家庭教師みたいだな…ねえ、手塚先生。
ふふ、手塚らしいや。君のところにチョコを持って来るのは義理じゃなくて本命ばかりだろうからね、断ってくれて良かった…なんて言うと女子達には申し訳ないかな。僕は貰ったよ。母さんと姉さんから。…あ、家族はカウントに入れないか。学校では本命チョコは流石に受け取れなかったな。僕の気持ちは他に向いているからね。後、いくつかは勝手に机に入っていたりもしたんだ。それが匿名のもあったりするから対処に困ってる。
70 :
手塚国光
2011/02/16 22:57
>>69時間を気にする事がなかったからな。俺も話し足りなかったがそれはまた次回に回せば良い事だ。夜の学校に忍び込むのは勿論褒められたら事ではないが、不二に会うのなら良いかと許せてしまう自分が居る。お前のためなら多少の悪事も良い事だな。
俺は記憶力は良い方だ、次に聞かせて貰おう。確かに乾に聞かせてあのノートに書かれるのは困る。…ならば尚更、俺が見えていなかったのが悔やまれるな。俺が知る表情に加えられる機会だったというのに。眼鏡は何時でも外せるが、お前の照れた顔はそういう訳にはいかないだろう。
緊張していなかった訳ではない。それよりお前と話すのが楽しみという気持ちが勝っただけだ。それにきっと不二は変わりなく俺の好きな柔らかな雰囲気を持って来ると思ったからな。予想以上の速度でお前に惹かれてしまったから、それを丸ごと肯定するにするには時間が足りないと考えた結果だ。逃げ道を作るようであまり堂々とはしていなかったと反省している。だからそこを含め好きだと言われると照れるな。
思われていたらそれはそれで困る。生徒会長としてもテニス部部長としてもな。
俺の席だからと言って他と代わり映えはないぞ。毎日思い出すとそのうち授業に身が入らなくなりそうで困るな。お前の野望に付き合いたい気持ちはあるが…三度に一度程度に妥協してくれ。それでも十分乗っ取られそうだ。
そんなつもりで言ったのではないが…またお前の心配性が出ているようだ。まるでパブロフの犬だな。条件反射と言うより脊髄反射で相手に反応するのか。
そんな事は初めて言われたな。眼鏡越しに顔を観察されるような事は今までなかったからだろう。言葉に熱が移って簡易カイロのようになっているのではないか?
なら19日はどうだ。俺もその時間で構わん。少し早めに待機すると思うから用事が済んでから来れば良い。気が早すぎるかと思ったが大丈夫そうだな。後3日か…既に手帳に開き癖は付いているから後は穴が空くだけだ。気を付けないとすぐに穴だらけになりそうだ。
分からない所があれば持ってきて聞いてくれれば良いんだ。調べきれないところは遠慮なく聞いてくれ。
貰うわけないだろう。持ってきた女子もいたが無論断った。気持ちを受け入れられないのに受け取るのは失礼だ。それに俺は甘い物はそれ程得意ではない。そう言う不二は…貰った、のか?
69 :
不二周助
2011/02/16 00:45
>>68気付いたらあんな時間だったね。楽しかった証拠かな。確かに夜の学校って何か気分を高揚させる雰囲気がある。勉強をしに来た訳でもなく部活をしに来た訳でもなく、ただ僕に会う為だけに学校に忍び込んでくれたと思うと尚更ね。
初めての事は…今度覚えていたら教えてあげる。此処だとほら、何処かで乾が眼鏡を光らせているかもしれないじゃない?僕としては君が眼鏡を外してくれて良かったかもしれない。裸眼の君を見れたし何より僕の表情を見られずに済んだ。きっとあの時の僕の顔、赤かったと思うんだ。
そうだね、君は何時も通り落ち着いていたように見えたよ。僕ばかりがドキドキしていたなんて癪だなあ。考えて見れば君の言うように此処で話している張本人同士なんだし気負う事なんてないんだけどさ。
独りよがりだと思っていたのは僕のほうだよ手塚。あの日もまだ想いを口にするには早いって君は言っていたし。だけど一番嬉しかったのは君が正直に今の君の想いを言ってくれた事。君は自然に言葉を紡いでくれたのかもしれないけれど、とても誠意を感じたんだ。此処での交流も含めて、そういう君を僕は凄く好きなんだろうって思った。
そう言えば椅子出しっぱなしだったね、そこまで気が回らなかったよ、ありがとう。ふふ、先生もあの時間にまさか生徒会長が居るなんて思いもしなかっただろうね。
あの日話したあの席は君の席だったのか、考えてみると普段君の教室を訪れる事ってないからね、もっとよく見ておけばよかったかな。じゃあ毎日その席であの日の事を思い出してよ。そうやってどんどん君の思考を乗っ取るのが僕の野望なんだから。
「今は」って事は前は目移りする気満々だったんじゃないかとか気にしない。困る事ないよ手塚。だって僕も同じような条件反射ばかりしているからお互い様さ。
君の眼鏡越しの瞳が優しく綻ぶっていう事もね。うん、傍に君が居ると暖かい。…って書いている今も暖かく感じるんだけどそれは此処で君の言葉達に触れているからかな。
26日は帰りが遅くなるから19日か20日が良いな。両日とも僕は22時半ぐらいからになると思うんだけど、手塚の都合のいいほうで決めて?今週末だよね、思っていたよりも早く逢えるのが嬉しいな。一週間もないけれど結局手帳には開き癖が付くんだろうし穴もあきそうになるんだろう。
分からない単語が出てきたら調べながら読み進めていく。君だと思って毎晩話しかけようかな……冗談だよ。
良いよ、君のタイミングで来てくれれば。僕もそうしているから。
そう言えば昨日はバレンタインだったね。手塚はチョコ、貰った?
68 :
手塚国光
2011/02/15 17:39
>>67俺こそあんな時間まで長々付き合わせてしまったな。夜の学校はなかなか刺激的だった。普段口にしない事も出来るような気になってしまう。いつも人が溢れている所に二人だけという優越感…それもお前と一緒にという特別感がそんな気にさせるのだろう。
何が初めてだったのか俺には教えてはくれないのか。あの時は俺の視界がそこまで明瞭ではなかったからな、お前の顔を間近に見る絶好の機会だったのにそれを不意にしてしまった。だから眼鏡を外した事を少しだけ後悔している。折角だから今度ははっきりと見える時に見なければならんな。
記念の感想…折角お前の胸の内を知れたのだから俺も少しだけ記しておくか。
俺はあまり気負ってはいなかった。いつもより短い間隔でお前の言葉が返ってくるのは新鮮だが、話しているのが俺とお前だという事に変わりはないのだから。本当は定まりきらない俺の気持ちは伝えずにいようと思っていた。
しかし不思議なものでな、言葉を重ねていくうちにまるで水が流れ落ちるように気持ちが言葉に乗って零れ落ちた。それを否定されたら俺はすぐにでもその思いを消そうと思っていた…だからこそお前の気持ちを聞くことが出来て本当に良かった。俺だけの独りよがりではなかったのだと確信出来たからな。
先生には気付かれなかったようだ。動かしたままだった椅子も直したしな。
ただ夜にああして話した教室で昼に授業を受けると思い出して不思議な気分にはなった。だから毎日その場所に触れる分俺の方が先に満たされるかも分からんぞ。
目移りしないようにと言っておきながら何だが、今はもう目移りする気はなくなった。逆に視界の端にお前が映ると目が離せなくなる。ふとした時に物事をお前に結び付けて考えたり…条件反射になってしまった。困ったものだ。
ああ、俺も改めて実感した。月の光に照らされたお前の髪が綺麗だと言う事もな。それに隣に座った時の暖かさは一人では味わえないし、お前だったからこそ身体だけでなく心も暖まる事が出来たと思う。
次は部室だな。大石から鍵を預かっておこう。19日か20日、26日ならば10時以降に行けそうだ。一週間足らずしかないが…性急過ぎるか?
最初は誰だってゆっくりだろう。焦る事はないのだから不二のペースで読み進めていけ。俺だと思って大事にしろよ……冗談だ。
いくら何でも待たせすぎたな、これが待ち合わせなら相当な遅刻だ。お前の次の言葉に期待して待とう。
67 :
不二周助
2011/02/14 21:08
昨日はどうもありがとう手塚。どうだった?優等生の君が人目を忍んで夜の教室に忍び込んだ感想は。僕は楽しかったな。あんなドキドキは滅多に味わえないよ。勿論ドキドキしたのはただ忍び込んだからじゃなく、君と二人でいたからだって事は言うまでもなく。
一夜明けて昨日の事を思い返すと少し照れ臭い。それに初めての事だらけで…と、何が初めてだったかは敢えて言わないでおこう。君の低く優しい声と同じ高さで見た整った顔が頭から離れない。責任取って欲しいよ、なんて。
せっかくだから初逢瀬記念に感想を。
最初はかなり緊張していたんだ。やっぱり此処でやり取りするのとは違って君を直接感じる訳だからさ、当然だよね。でも君と話していくうちに徐々に気持ちは落ち着いて、かと思えば気持ちが高ぶったり…とにかくあっという間に時間が経っていたのには驚いたな。本当はもっと話していたかったけれど先生に見つかっちゃったら大変だからね、僕を見送ってくれた後先生と鉢合わせなんて最悪な事態になってなければいいんだけど。
それと…昨日僕が言った事は全て本当の気持ちだから。君の言葉もそうだったと何の疑いもなく信じているよ。
君の中を僕で一杯に出来るか、その逆が先かと昨日話したよね。君の真摯な対応にやられた分、僕の中が君で埋め尽くされる方が早いんじゃないかって、やっぱり君には敵わない。
最初に君を僕の募集板の元に引き寄せた見えない力なんてものがあるとすれば、今度はそれを持続させる力を得る為にもがこうか。また君を独占したいからね。君が他に目移りしないように出来る努力はするつもり。だって眼鏡を取り上げるんじゃなくて昨日のような形で裸眼の君を堪能する方がよっぽど良いじゃない?
君が此処で言っていた「二人で居れば一人では気付かなかった事に気づく」って本当だね。人気のない教室も、学校のグラウンドも、真っ暗なプールも、何時でも空にある月でさえも君の隣で見るとこうも違うのかって実感した。
次はどんな事に気付くか今から楽しみなんだ。次は部室に一緒に忍び込んでくれるんでしょ?手塚。出来ればお互いの手帳に開き癖がついたり穴があく前に実現出来ればなんて希望を呟いておくよ。
そうそう、君から借りた例の本、少しずつ読み始めたよ。ゆっくりだけどね、日本語版とは違う雰囲気を楽しもうと思う。大切な本を貸してくれてありがとう。
昨日の疲れが出て授業に悪い影響を及ぼしていない事を祈りつつ、また此処で物語を作るべく君の返事を待っていよう。待つ時間も楽しいなんて、相当だね僕。