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408 :
千石清純
2015/09/19 23:53
時間の感覚って不思議だと思う。
若からの連絡を待つ間、時計の針を気にすることもある。
なのに、出会ってから今まで本当にあっという間だったと思ったりもする。
出会った頃の事を鮮明に思い出せるのに、
あれから四年になるんだと思うとちょっと変な感じがする。
きっと幸せボケなのかな。
幸せ過ぎて、足が地に付いていないみたいな感じが今だに若に夢中にさせるっていう。
あと2日で四年。
以前若から貰ったラブレターを読んで、俺と若の出会いは奇跡だったって書いてある。
この出会いは俺からすると必然なんだけど、若は奇跡だって信じてる。
俺が（有りえないけど）若以外の人を好きになったら、とか集会を開いてなかったら、とか。
色々あって、その中の一つの世界で奇跡的な出会いをした、と若は言う。
そんなことを思う恋人に、俺は必然だよ！なんて、強くは言えないし、
寧ろ若のロマンティックな気持ちを大事にしていきたい。
俺の小指に結んである赤い糸をゆっくり辿って出会えた相手なんだって、もっと時間を掛けて証明していきたい。
と、改めて思ったわけで。
あの手紙をもらってから、俺はきちんと君の運命の…奇跡の相手になれているのかな。
背伸びしないと王子様にはなれないじゃん？
とか言いつつ、たまに口が悪くなる俺にときめいてくれてるから、もう立派な王子になれてるのかな。
まあ、俺の大事なお姫様ですから、これからも王子で有り続けていけるよう、頑張ります。
大切な君に、出会えて良かった。
出会わせてくれた神様に感謝しよう。
残り2日。
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