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226 :跡部景吾(蜘蛛)
2010/03/03 08:34

#3月2日 千石の部屋

入ろうか入るまいか、少し戸惑った。
其れでも招き入れられたアイツの空間は矢張り温かい匂い。
俺の為にと紅茶を淹れる後ろ姿を見詰めていると、次第に緊張が解れて行った。

自然と距離を詰めるテクは相変わらず俺より上手で、
気が付けば逃げ場を見失って居た。

熱帯びる身体、時折耳許で囁かれる甘い詞。
自然と包まれて居たアイツの温度と総ての箇所で絡め合う粘膜に理性を保てるはずも無い。


俺を晒した。時間。







事後「愛してる」と告げられる経験は幾度もして来たつもりだが、
果てる直前に「愛してる」と言われたのは、実は初めてだった。
息も絶え絶えで意識飛びそうなのに、ちゃんと答えられねェだろうよ。馬ァ鹿。


















↓ に居る眼がシパシパしそうな色を使ったバカについてはまた後程(つまりは放置)

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