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甘やかされたいお年頃
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433 :
千石清純
2013/02/28 21:42
>一年。
…やっぱり光を好きになって良かったなって、実感。
だってホラ、毎日幸せだった。一年と少し前の光が見たら、きっと信じられないくらい。
なんたって、その頃のイメージは「優しいけど軽そうな人」だからさ。
あ、根に持ってはいません(笑)
話した瞬間に好きになっちゃったから、大人びて見せたくて背伸びした所為。
等身大の俺は、今此処に。
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二人の日記を見返してみたら、俺は今より格好付けてた。光はちょっぴりツンだった。
少しずつ少しずつ、気付かないうちに文章が甘ったるくなっていって。
「財前君」「千石さん」が、「光」「清純さん」になった後。「ひかる」「きよ」なんて随分可愛らしい呼び方に。
それに伴って関係も変わった。
心の距離が縮まると身体の距離も縮まって、離れられない気がして。
…少しだけ、怖かったよね。
それでも好きだって気持ちはそのままだし、根本的な性格は変わらないんだ。
昔のページに光が綴ってたように、未来の幸せより今日も幸せだって言える毎日を過ごしてきただけ。
そしたら、あっという間に一年が向こうからやってきたから。
また気付いた頃には二年なんだろうなぁ。
愛を口にするコトに慣れてしまわないように、愛を貰うコトを当たり前だと思ってしまわないように。
いつでも新鮮な想いを伝えるよ。
指輪と、俺自身と、光に誓って。
愛してます。
ずっと、宜しく。
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求める腕に応える瞬間が、幸せで幸せで理性なんて役に立たない。
火を点けるのは光なんだから、全部受け止めて。
光こそ名前の通り。ひかりが強すぎてジリジリ焼けて、苦しいくらい熱を持つのに。
ひかりが無いと生きて行けない。
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