top
┗
日々是
┗20
20 :
乾貞治
2006/12/05 10:46
恋人に、臆病の理由を。
ふとしたきっかけで、言うまいと思っていた過去を、恋人に漏らしてしまって。
口から滑り出た言葉は既に取り返しがつかない。
洗いざらい、白状してみた。
……恋人は、強い人だった。
正確に言うならば、弱いから、強い。
俺を恐らく励ます為に、触れなくても良かったであろう自らの過去の傷すら、さらけ出して
そこから溢れる感情を隠しもせずに、
幸せになって良いのだと
お前はお前らしくあれと
やってやれない事などないと
真っ直ぐに放たれる言葉に、どれだけ救われただろうか。
誰の元にも根を張らないと竦んだ心が、彼の言葉を糧にゆっくりと頭をもたげる。
何故、いままで気が付かなかったのだろう。
彼を知れば知る程、惹かれる自分に
今はもう、怖くは無いよ
君を想う事を躊躇わない
出会えて良かった。
支え合える相手としては不足かもしれない。
でも今は、揺らぎなく立っている感触があるんだ。
…君がそのきっかけをくれた
君を支えられるよ。
それがどんな過去であろうと、俺の腕は君を支える為に強くなったんだ。
願わくば、俺が与えられた分の勇気を彼に。
そしてその勇気を与える相手が、己でありますように。
これで、俺に秘密はないよ
君の前では、丸裸も同然なんだ
いままで奪って来た分以上、与えるでありたい、恋人より。
……見てる?(笑)
クリスマスプレゼントをするつもりで、大きな愛をもらった気がする。
…クリスマスには、気合いを入れて。(笑)
[
返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]