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日々是
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231 :
乾貞治
2008/04/12 00:05
とりとめのない考察。
俺の恋人は、強い。
強さの種類はそれぞれあれど、彼の強さは特筆すべきものだと考える。
人とは自分を形成する薄い膜を持っているもので、その柔らかな線引きが個人を彩る個性であったり魅力であったりする…というのは、俺の持論なんだが。
俺のような人間は、本来薄い膜である筈のその線引きが頭で物事を考えれば考える程に硬化してしまっていて…結果今現在のような融通の効かない妙な男が出来上がっている。
薄い膜を硬化させるのは、ひとえに臆病であるからだ。
…ほんの僅かに残っている心の柔らかい部分に踏み込まれて傷つく自分を恐れ、危うい領域に入っても傷つかないように周りを固める。
……その結果、心の柔らかい部分は鍛えられる事もなく、表面の硬さにぬくぬくと守られる脆い弱さとなってしまっている。
ピュアだと言ってしまえば聞こえは良いかもしれないんだが、常に己が失敗しないようにソツなくこなせるようにと…気と見栄を張りながら自分の弱い部分を見せないように悟らせないようにと生きるのは、本当の強さとは少し違うのだと、君の強さに触れて改めて思うようになった。
本当に強いのは、見る人から見たら明け透けなくらいオープンで、自然体で居られる人なんだろうと思う。
ぶれない芯を一つ持っていて、その周りを人を受け入れる事の出来るおおらかさで包んで居る人こそが、本当の意味で強い。
俺の周りでは他に鳥部や零辺りがこのタイプなんだと思うんだが、………俺はきっとこういうタイプの人に懐く傾向にあるんだよな(笑)
強烈に羨ましいと思うのと同時に俺には持ちえない強さだという事も分かるので、…せめて近くでその恩恵に預かりたい(笑)
俺の作った巨大な壁…もしくは俺のかぶった巨大な猫の下に、君は軽々と手を伸ばしてくれた。
…その手が思いの他心地よくて、俺はほんの少しだけ、強くなれた気がするんだ。
□□□□□
口説きが全開なのは、俺が君に恋をしているから。
恋人を口説いてどうする、と言われても…君以外を口説く気にはなれないものでね。
諦めて大人しく、口説かれておいで。
蕩けるのはベッドシーツの中じゃあなくて
…俺の、腕で。
行っておいでが言えなかったから、代わりにここに書いておこう。
…帰った君が、俺を思ってくれるように。
おやすみ。…また、明日。
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