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日々是
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30 :
乾貞治
2006/12/14 17:39
手塚と別れる決意をした。
辛くて辛くて仕方ないけれど、俺の元に居るよりは、と。
>最初から言っておく。ノロケだ(笑)
別れを告げる日がくるとは想像もしていなかった。
俺など何の価値もない人間で、彼を繋ぎ留めるにはあまりに役者不足だと痛感するまで。
手の中に転がり込んで来た奇跡を
手放さなくてはならない
最初から分かっていたじゃないか。
俺には分不相応な人だと
自分にそう言い聞かせて、メールを打つ。
これで最後になるのか
眠い目を擦りつつ共に朝を迎える事も
ほのぼのとした朝の挨拶もおやすみも
もう、二度と。
涙が頬を伝って
でもそれが許される立場でもなく
これで最後と送ったメールに、恋人は再び奇跡をくれた。
どんなに会えなくとも互いに想う心さえあれば、それが確かに恋人の証なのだと
恋とはそんなに簡単に砕けるものではないのだと
手の中の奇跡を宙に放って
見送るつもりで
…結局手放せなかった。
慌てて手のひらに収めた輝く奇跡は
相変わらず俺に甘いいつもの恋人で
…いつでも俺に奇跡をくれるね
君が俺を選んでくれた事も
馬鹿な俺に捉えられ続けてくれる事も
ありがとう。
今はただ、…感謝を
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