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日々是
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308 :
乾貞治
2010/07/31 09:00
俺の母親はフェアリー120パーセントの人なんだが、向かうところ敵ナシの彼女にも苦手なものは存在している。
彼女の苦手なもの、それは
>ヒアルロン酸
である。
ヒアルロン酸が上手く言えないんだよ、何回やっても。
母 貞治、おばあちゃんが膝痛いんですって…あの、ほら、アレが入っている錠剤とか効くかしら。
俺 …ヒアルロン酸？あれは錠剤でとるのはあまりオススメしないけど…タンパク質とれてない人にはいいかもしれない。
母 そうそう、ヒラロリン酸！
俺 ？…ヒアルロン酸？
母 ヒロラルン酸？
俺 ヒアルロン酸。
母 ヒラロラン酸…？
俺 …。わざとですか。
母 違うわよ！ちゃんと言えるわ！
……………ええとねぇ、
………。
……………ラ…？
俺 ら？！
最初の文字からして違う…！
なんでそんなゴキゲンな文字を頭に持って来たんだ母よ。
しかも15分程かけて母がマスターした渾身のヒアルロン酸がこちら。
>ヒるアルるるぅロン酸(全部巻き舌)
……うん。
もうそれでいい気がする。教えるのこれで20回目をめでたく超えたしね。
やはり母親というのは無敵なのかもしれない、そう思った15歳の夏。
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