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氷狼咬
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224 :
跡部景吾(居候)
2009/12/31 05:03
さてと、いざ筆を与えられると何を何から書こうか分からなくなるもんだな。
言葉を発する事、残す事は責任を負うという事。
一度発した言葉は決して消える訳ではない、責任から逃れられる訳でもない。其れなのに
俺は何回自分の言葉から、やってしまったことから逃げるように、
さも最初から無かったかのようにして来ただろうか。
そうまでして守りたかったのは弱い自分自身以外の何者でもない。なかった。
だからこそ、こうやって与えて貰った場所で言葉を残す。自分を追い詰める為でも、誰かに何かを伝える為でも
懺悔でも、後悔でもなく。ただ、俺が自分自身で残す言葉。
そうだな、自分を怒ってくれる誰かは嫌いではなかった。俺という人間を決め付けた説教が大嫌いだった。
何て言って欲しいのか。と言われるのが悔しかった。望んだ言葉を得る為に行動してるのではなかった。
…否、最終的に望んでいる言葉はあったのだろうから、なかったと言い切るのは間違いで、言われるのも当然のことだったのかもしれない。
あぁ、彼には彼等には決め付けられてしまっているのだな。と、ぼんやりと思った。少しだけ悲しく思ったが『自業自得』だとも思った。
ただ、やはり御前はこういう人間で、こういう思考で、だからこういう行動を取って、と全て決めていかれるのは悔しかった。
当たってる部分も少なくはない分、余計に。
決め付けられるのは昔から嫌いだった。けれども自分も何もかも決め付けずに物事を判断出来ているかと言われたらそんなことはない。
解っているんだろうか、気付いているんだろうか、起きて来たのは誰だった?其れとも細かい事は意味も関係もないだけか。
都合の良い時だけ、と言いたいがそうじゃないだろう。
俺はある特定の事に関する勘は良い。全てに鈍く、余計な事を考え過ぎない人間だったら良かったのかもしれないが、
こういう人間だったら良かった。に意味はない。そういう人間ではないのだから。
タイミングとは良く言うものだが、俺はアイツに関してはタイミングが良かったことは一度も無い。
其れが運命に違いないとも思うし、如何して上手くやれないのかとも思う。上手くやれたことなんて、ない。が。
そう決められた。…もう其れで良い。俺の中にあったものは俺が持って行く。
タイミングが最悪だからこそ、見えるものも。ある。だから俺は目を背けない。
現実は、何時までも一人で夢を見続けたかっただけ。
後少しでも早ければ、間違えなければまだ違う未来があったかもしれないが
過去になった未来を振り返るのは愚かだ。見るべきものは前。
今更、何が真実かなんて小さな問題。信じようとしたものもあって、今でも其れだけは信じようとは思う。
真実だって、人の数だけ存在する。見たもの感じたものが真実なら、見るものも感じるものも同じ人間は居ないからだ。
人を愛する事とは、押し付ける事では決してない。
何を思い上がっていたんだ、また御前は。本当に想ってるならこそ
楽しそうにしてんなら其れで良かった筈だったのに。
何回其れを思う?何回其れを理解したつもりで居た?
何で望んだりなんかしたんだ。何も解ってない証拠じゃねぇのか。馬鹿か。
本当に。
馬鹿は死んでも治らない、か
そういやそうだ。
しかし、書きたかったことが上手く纏められてねぇような、まあ良いか。
『生まれてきてくれてありがとう』という、曲がある。
時間があればピアノに向かって繰り返し弾き続けた。
此の曲がなければ優しい気持ちを思い出すことは出来なかった。
もっと言ってしまえば、漸く本来の自分を思い出せたのかもしれない。
今年も終わる。後少し。真っ白にして歩き出す。
何もかも無かったことにする訳ではない。それは逃げるだけのこと。
だから俺は未来の俺を決め付けたりしない。ただ、進む。生きる。
大切なものを失った夜も、引き裂かれそうに辛い夜も、世界に裏切られたような気がする夜も
生きてる限り、必ず夜は明けるのだから。
最後に、此処は見てねぇだろうが、ちきん。何時も心配してくれて有難うよ。
それと、此処を知ってるのはエタだな。俺は御前が慕ってくれる程立派な人間でも何でもねぇが
そうやって何時までも忘れようとせずに、ずっと気に掛け続けてくれたことに心から感謝する。
氷狼。謙也にも言わせたが、居場所作ってくれて…有難うな。
其れじゃ、世話になった…アン?10ページ?そんな事言ったような言ってないような。
…あばよ。(逃げた)
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