top
┗
＜交流板を立てました＞僕から透明のｋｉＳＳを君へ…月花とオワリと始まりの夜
┗133
133 :
柳蓮二
2007/04/05 16:33
４月３日午後10時04分
フリー８にて
久々の赤也とのデート。
待っている部屋まで駆けて行った俺は…余程余裕がなかったのだろう、部屋に到着した時に息を切らしていた。
落ち着いてノックすると室内から慌ただしい音がする。急いでこちらへ来る様子が目に浮かび自然と頬が緩む。
笑顔で迎えてくれた赤也と軽く挨拶すると室内へ。だが途中で抱き締めてしまった…抑えきれない程赤也を求めていた。
「会いたかった」と言われ嬉しかったがな、先日俺にメールするのを忘れていた時の話をすると拗ねた。尖らせた唇を見ているとキスしたくなり我慢せず口付けた…が赤也は益々拗ねたのかソファにうつ伏せで倒れこんでしまった。
肘掛けに座り頭を撫でたが機嫌は直らない。赤くなってあるだろう赤也の顔をどうしても見たくなってな…少々汚いが帰ろうとすると案の定、赤也は慌てて体を起こした。予想通り、など思いつつ待ち構えていたのでもう１度口付けた。
騙されたと分かった赤也は…真っ赤な可愛らしい顔で睨んでいたな。
からかったことが納得出来ないと言われ迷った。自分の考えを伝えるのは苦手だったからな。だが赤也に嘘はつきたくない故に素直に話した。
>赤也の色々な表情を見ておきたい。
言ってしまった…笑った顔、怒った顔、困った顔、喜んだ顔、照れた顔、拗ねた顔…次に会うまで俺の糧になる。
さすがにここまでは言ってないが赤也も理解してくれたようだ。
>唇が寂しい
頬を撫でられ愛しく感じたせいか…珍しくキスをねだってしまった。まぁ赤也の性格では自分からすることはないのだがな、やはり上手くかわされた。
しかしここで引いては相手の思惑通り。１度も赤也から口付けられたことがない故、どうしても引けなかった。と言う幼稚な理由だ。
渋々と言う感じで赤也は俺に又借り腕を首に回す。恥ずかしそうな顔は…俺をそそらすには十分だ。
>んなこと言うならキスしないっすよ！
照れた赤也は可愛い。すぐムキになる。
>素直な感想だ。
顔を徐々に近付けると益々赤くなる顔に小さく笑うが、ほんの一瞬唇が触れた気がした。
満足出来なかったが赤也にきつく抱き締められると何も言えん。どうしても顔が見たいと告げるが断固拒否。もっといじめて愛ででやりたかったが時間と言うものは無情にも早く過ぎる。とはよく言う決まり文句だな。
帰らねばならん、と告げれば顔を上げるがその顔は酷く寂しそうだった。先程のように嘘だと言ってやりたかったが、そうだと言えない事実を知るととても辛い。
行きたくなかったが後ろを振り向かずに部屋を後にした。
小説のようになってしまったが…赤也と共に居る時間は早く感じる。もっと俺に時間があれば良いのだがな。
赤也、お前と会った記録を残したいと思ったのは…ただの＿＿＿＿と言っておこうか。
[
返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]
