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きらきら。 
(ありがとう
)
┗343
343 :
跡部景吾
2008/09/22 11:13
お前の腕枕が1番心地良い。
今まで、誰かと眠る時に、腕枕されたことなんか1度もなかった。
俺様のベッドは大のオトコが3人位寝そべっても、まだまだ余裕があるサイズだからな。天蓋付きの豪華なベッドだし、小さな頃からひとりで眠るのが当たり前だったから、別にそれで寂しいなんて思わなかった。たまに泊まりにくる部活の奴らが俺様のベッドにあがってきて、色々と話をしているうちに眠ってしまい、気づいたら3人位で雑魚寝なんてこともあったが、別に、それで暑苦しいとか、誰かと肌を合わせたいなんて思わなかった。
アイツのソファーベッドは、すげぇ狭いし、アイツの身体はでかいから、あんな場所に2人で寝たら、絶対、危ねぇと初めは思ってた。アイツが寝言を言いながらむにゃむにゃ昼寝してんのを見たこともあったから、アイツの寝相の悪さは誰よりも知ってたし。何が美味いのか知らねぇけど、アイツ、何かをうわごとで喋ってから、にへら、と笑って口元をほころばせた後に眠り込んじまうから、なんかよだれも零してるしよ…!(←)
なのに。
アイツは『けーご、はい』…って、俺がアイツの脇、しかもアイツの左腕を枕にして寝るように…って、なんか、当たり前のようにしてくるから、俺も…つい、寝っ転がっちまって。
気づいたら、数ヶ月ぶりに、悪夢も無く、すげぇ幸せな気分で眠れていたんだ。…誰かとベッドを共にして、爆睡するなんて、初めてだった。
そして、目が覚めたとき。
# アイツの腕は、まだ俺の枕になってた。
抱きしめられて眠りに落ちたのは、あの時が最初。
それからは、アイツの部屋ではアイツのソファーベッドが。
俺の屋敷では、客室ではなく、俺様のベッドが。
俺達の眠る場所になった。
アイツのボディソープやシャンプーや汗の香りが仄かに残っているベッドに頬を押し当てるのが大好き。アイツがまだそこに眠っているかのような錯覚すら覚えて、幸せな気分に浸れる。
アイツの匂い、俺様の香り、ソープの薫り。
全てがミックスされた空間が愛しい。
愛してる、なんて簡単に言えねぇけど。
でも、俺は、まだ、初恋をしている。
# アイツに。
毎日、毎日、昨日よりも、もっともっと好きになっていく。
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