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395 :跡部景吾
2008/10/17 00:45

# 何かを手に入れて、誰かを束縛するには、幼すぎた
# 全てを手中にして、心を全て重ねるには、大人すぎた
 中途半端な中学生という年齢が
 俺と俺の世界の全てだ
# でも
# そんなモノクロの世界に色を落としてくれたのは、彼



 全てに興味がなかった
# 誰かの腕の暖かさなんて忘れていた
# 抱くことも抱かれることにも興味なんかなかった
# 甘い言葉を囁かれても
# 甘い言葉を囁いても
# 心のどこかでは全部、嘘だって思ってた
# 信じることも
# 笑顔を見ることにも
 なんにも興味なんか無かった
# どうせひとりなのだと
# 求めても泣いても叫んでも
# 誰にも届かない
# 何も変わらない
# 世界は寒いままなのだと
 そう思っていた

# でも、ある日気付くと
# アイツは俺の作り上げていた壁を
# なんにも無かったかのようにすり抜けて
# いつの間にかそばにいた

 俺は必死に理由を探した
# アイツが俺の傍にいる理由
# アイツを俺が抱きしめる理由
# アイツが俺にだけ見せる本当の笑顔の理由
 抱きしめて欲しい
 キスして欲しい
 好きになって欲しい
 傍にいて欲しいのだ、…と
 そう強く願ったのは
# きっと、アイツ相手が
# ハ ジ メ テ



# 氷の世界に灯った焔は
# 俺の世界を暖めて綺麗な色を見せてくれた

 心ごと揺さぶって
 俺に感情を与えてくれた

# スキだとかアイシテルとか
# 詞にしてしまったら
# あまりにもつまらない感情にしかならない

 この感情をなんと言うのか
 俺は知らない

# ただ、
# 笑ってもいいのだ、と
# 泣いてもいいのだ、と
# 安心してもいいのだ、と
# 抱きしめて…抱きしめられてもいいのだ、と

 誰かの温もりに包まれて眠るのは
 初めてだった



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