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きらきら。 
(ありがとう
)
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75 :
芥川慈郎
2007/02/15 09:09
昔むかし。
その街には寂しがり屋の一匹のウサギさんが住んでいました。
ウサギさんは、毎晩、月が昇る度に夜空を見上げては、
月に帰りたいと思って涙を零していました。
ある日。
いつものように街に遊びに出掛けたウサギさんは、河原に一人ぼっちで佇んで、
切なそうな色を瞳に浮かべている銀色の猫さんに出会いました。
寒そうで、寂しそうなその瞳に引き込まれるように、ウサギさんは猫さんの傍に座って、
大好きな葉っぱの緑色のパーカーをかけてあげました。
ウサギさんには、銀色の綺麗な猫さんが心に抱えているであろう沢山の傷を
癒す術など持ち合わせてはいませんでしたが…、
でも、傍にいることで、少しでも温もりを感じて貰えたら嬉しいと思ったのです。
こうして、ウサギさんと猫さんの距離は、会う度に縮まっていきました。
猫さんは、寂しそうなウサギさんの耳許で
『俺が傍にいてやるから、オマエは月に帰らなくてもいい』
と言ってくれましたし、
ウサギさんも、『私もずっとお傍にいます』
と泣き腫れた瞳を潤ませた猫さんの耳許で囁きました。
けれど。
傷を抱えたままの猫さんと、寂しがり屋のウサギさんは、
ふたりぼっちの優しさが、逆に相手を傷つけるコトがあることに、
その時は気付かなかったのです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
>…っつーか。
>いくら時間があるからって、病院で携帯開いてちゃダメだよなー(笑)。
>でも、ココは大丈夫な場所なんだもんっ。
>…タバコくさいけど。(笑)オレは吸いません。
>中学生ですから!
>っていうか、風邪薬、粉はダメだー!(へちょり)
>オレ、粉は、喉に張り付く感じがして苦手なのー!
帰ったらゆっくり寝ようっと。
>おやすみなさいー!
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