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きらきら。 
(ありがとう
)
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76 :
芥川慈郎
2007/02/15 21:22
ウサギさんは、今晩も月を眺めていました。
もう、二度と会えない銀色の猫さんへの想いを抱えて、
ひとりぼっちで地上にいることはできなかったからです。
『月に帰りますね』
誰もいない河原に来て、ウサギさんは小さな声で呟くと、
そのまま水面に映る月の中へと身を投げました。
昔聞いたことのある中国の昔話。
老人に身をやつした神様にあげるための食事を手に入れられなかった
ウサギさんは、仲間のキツネさんやお猿さんに火を焚いて待っていてくれるように
頼みました。
再度、食べ物を探しに出掛けましたが、結局手に入れることの出来なかった
ウサギさんは、己の身を火の中に投げ入れて、自らを食べてくれるようにと
老人の前に己の命を差し出したのです。
ソレを尊んだ神様がウサギさんを月にあげたから…月にはウサギさんの姿が見えるそうですよ。
★☆★☆★☆★☆★
>と言うわけで、やぎゅは消えちゃった。
>想い出の河原で。
>たったひとりで。
>大事な指輪と一緒に。
もう。
オレには何も出来ないから、しょーがないけど。
涙が零れるのは、きっとオレが弱いから。
ひとりぼっちは平気だよ。
オレはね。
こんな風に甘やかされて、いつの間にかオレは弱くなっちゃったから。
だからさ。
いろんな想いを抱えても、オレは前にいかなくちゃ。
がんばれ。オレ。
今、街に行ったら…誰かとあえるのかなぁ…。
とりあえず、屋上で昼寝でもしてみるか。
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