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眼鏡、汁だくで。
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199 :
乾貞治
2008/06/21 22:15
脳を駆け巡る数字と記号のパルス。その一部にはガンがある。
イメージは前頭葉、…右、もっと後ろ。病巣は意識を食い物にして脳のあらゆる場所に転移し、気がつけば目の前の数学の試験は網膜から奥へ届かない。考えてはいけない。集中しろ。無理矢理捻り出す単純な公式をすら、たったひとつの脳腫瘍は阻害する。ステージは最初から失せていて、響く声に踊らされるだけ。もって3か月の悪性グリオーマ、ヒトでなくなる前に戻るかどうかは不明である。刻々と経過する時間は神経系を勝手に活性化させ、心臓の中心で収束。…思考はストップ。
会いたいだとか好きだとか、苦しいとか切ないとか。計算式の解はいつもシンプルだ。
好きという単語は非常に使い勝手がいい。
事実に気持が間に合っていないのだと思う。
どんなに策を弄しても一歩離れて嘲笑する、少なくとも見せる格好はそういうひとになった。
そうしたのは俺だから、全部俺のせいでいい。何をも己の外に意識を置きたいのだと知った。それは誰に対してもそう。
プライドは決して高くない。外側は綺麗でも自らのためには内側から簡単に崩す壁だ。今まで誰も触れなかっただけで、小突けば簡単に倒れた。すぐに立て直せたのは張りぼてだからだ。そうだろう？ できないのに認められたくて、背伸びしたくて一生懸命で、可愛らしい。こう言うと絶対に否定するところなんて、尚更、ね。
ここに居るから、それ以上小さくなるなと願っている。
日が終わらないうちに自分の名前で自分の声で君に直接伝えたいけれど、差出人が俺ではうまくいってる幸せに水を差してしまうかもしれない、と…思うと、手が出せない。
もしかすると出方を待っている可能性も無きにしも非ず、許しがあればすぐにでも駆けつける。
無いうちはせめて、俺の日記なら閲覧は誘導なく自由に選択できるから、おそらく邪魔にならないここから。
すきだよ、と言おう。
どうか君の好きな人と、幸せな時間を。
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6月3日の日記
聞いて驚け初めてのデートでした。
赤くなった目元を隠して夜の、ほんの数時間。ぎくしゃくした感じは抜けず、会話も目線も殆ど合わないまま、
なんとなく気恥ずかしいと思っていたのはおれだけでいい。かわいそうではない。
夜も昼もたくさん言葉をもらっていたはずの自分の誕生日なんてものは頭の中から吹き飛んでいて、日付が変わる直前に声を掛けられて面食らったのは、ああそんな理由で君を呼び出せたのだなと、ひどく沁みたから。
海堂を気にして、少し悪い足場に遣った視線。
思い返してもまるで会話は通じ合ってないね。誕生日のおねだりは叶うのだろうか。
手首を掴んで、指先にキスを、……されて（あれおかしいななんで俺がされる側？）
体温も伝わらない一瞬の、それだけ。
熟女は手が早くてかないません。
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#未消化バトンが100本をとうに超えていた。
いつまでのうのうと無視し続けるのかと…折角回してもらっているのに本当に申し訳ない。ダブってるバトンと2ページに渡りそうな内容とを考えると丁度100ページくらいでいけると思うんだ。
なので、200～300ページは100バトンひとりマラソンを走りたい。ひとりで百本大丈夫俺根っからのシングルスプレイヤーだってダブルスパートナーに言わしめた男だから。さびしくなんか、…な…い。
100曲マラそん封切り同日までに3つくらいは書きためよう。がんばれおれ。去年の5月ごろ、8月に投稿しようと思って書いた日記が今年の5月を過ぎてまだ残ってる。
走り切ったら使い込んだマラソンバトンの先のぎざぎざしたところで彼女の腕の裏の白いところを縦になでこすりたいです。自分がされるなら背中に垂直に立ててその上から踏んでいただきたい。どこの誰というより脳内彼女みたいになってきている気がする。そもそもこれだけ気色の悪い日記を書いている俺を好きだという感覚がいまいちよくわからない。が、できればここでああそうか確かになって考えなおさないように。
そろそろきそうな200ページはマラソンの嚆矢にするか愛する御大(の誕生日)を語るか3,4丁目ができた頃からしてない愛読感謝142連発にするか結局惚気になるのか。ふつうに日記書くか。
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