top
┗
スピリット
┗107
107 :
切原赤也
2012/09/01 21:45
夢の中に現れた男がアンタだって気付いた時には既に見慣れた天井が俺の視界を支配していた。もう少しだけ光の中に佇む背中を眺めていたかったのは、まるでぬるま湯に浸かってるみたいに心地好かったから。久し振りに俺の前に現れたアンタはあの頃の姿から何にも変わってなくて、それが嬉しい反面、俺達の間に流れる時間が何も刻んでいない事を痛感する。笑顔も涙も、もうおぼろ気にしか思い出せない、それでもアンタの姿を夢に見るのはこの想い出に未だ俺が囚われているせいっすかねェ…。
酷ェことしたのは御互い様、だから、せめてアンタからの最後の我が儘を受けとめて俺も新しい一歩、踏み出そうと思います。
誰よりも愛しかった人へ。
おやすみなさい。仁王先輩。
[
返信][
削除][
編集]
[
Home][
設定][
Admin]