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月下で輪舞曲 -終幕-
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493 :
忍足侑士
2009/02/04 04:41
眠りから覚めた時に目の前に居った鳩は、真っ白で…綺麗やった。
何時もより長めの文章、
綴られたラブレター…
何度も目を通す。
目を通す度に、景吾の愛が俺の心に浸透していくような気さえした。
つい数時間前まで、この腕の中で…汚していた筈なんに。
俺のや、と刻み込んで満足するんは一時…景吾の綺麗な愛が胸を締め付ける。
俺には無理な愛し方…
こんなにも
こんなにも、こんなにも、好きやのに…景吾と同じ愛し方を、俺は出来ひん。
#『一生残る傷を侑士から貰いたい』
俺かて、残したい。
せやけど…ギリギリの位置で理性が止めろと喚く。
あの綺麗な肌にそないな傷が残るなん…考えられへん、絶対後悔するに決まっとる。
なぁ…
俺の愛はホンマに届いとる?
2月4日…今日で11ヶ月を迎えたわ。
眠るその髪に口付けを落として抱き締める。苦しまないように…優しく。
景吾、…特別何か変わった事が出来ひんかもしれんけど、せめて一緒に居るから。
甘い時間を過ごそな…二人で。
愛しとる。
夢でも、お前に逢いたい…。
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