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緋終焉
 ┗23

23 :財前光
2009/05/11 00:33




気狂い
此の手で数多の傷を描き毟る

癇癪
止め処ない 喜怒哀楽

浸るなら
オレは 喜怒哀楽 の 哀

喜びなぞ偽り
怒りなぞ戯れ
楽なんて刹那

哀こそ 快楽







千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く



身を寄せ合い 額を触れさせ 指先を絡ませる

『愚かに生きてました でも 幸せでした。』

オレはこういう 死に様はな。


吹き抜ける風の如く
掴めぬ雲の如く

気侭にオレは生き抜いた

そう 恋人さえ
心(中身)を 晒けずに

千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く

背中を向けては振り返る
不定期な動作で魅了した
オレは御前に興味を抱く

千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く

何時から捕まったのか
何時から視界に移り込んだのか
猫じゃらしが揺れ動く
飛び込んだ先
御前が居た

千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く





何故 何故 何故
オレは深入りを嫌う
オレにも分からん
自己防衛なんか分からん
土足ではいるな

突き飛ばす
御前でさえも


前世紀 何かあったのか




千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く




ザワザワ

闇に広がる枝が囁く

ザワザワ

ほくそ笑む 鴉

ザワザワ

頼む オレ 此処に居たい



千年前より 恋い焦がれ
毎晩月を見上げ 恋い焦がれ
詩に込めた詩を囁く



オレはオレを他人としか見えない
他人行儀に扱い指摘される

オレはオレ?
オレはオレやん。






千年前より 恋い焦がれ

御前を見つめて瞳が動く

背後から人間が抱き上げても

振り解いて背中を観る

餌 寝床 快楽 沢山在る

安らぎは此処だけ





はよ 来い。

逢いたい。

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