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緋終焉
 ┗35

35 :日吉若
2009/05/20 21:59






その時々を精一杯生きて、精一杯選択肢を悩んで後悔しない事。


それを免罪符に人を傷付けて来ました。







「明けない夜は無い」


そう言ったのは誰だったか。
希望を持ちながら夜が明ける事に恐怖していたのだと。
そう気付いたのは夜明けが近くなってからでした。
ああ、明けてしまうと考えて漸く気付く。
闇は、居心地が良かった。
結局考えていたのは自分の事で、自分の世界から自分の世界で生きていた。
それが、許されていた。

朝が、怖かった。
(こわいのは、しろ)

眠る事が、怖かった。
(めをつむって、みるもの、が)

自分の闇をどうせ誰も分からないのだとそう思う事で自分を護った。
(このせんからははいってこないで)

「夜」のフィルターは自分を護ってくれた。
(くらい、ひとり、ここちいい)


過去は変えられなくてそれが良い所でもある。
人間は失敗する生き物で。
その過去は例えどれだけ後悔し様と、恨もうと、悲しもうと変わらない。
だけど、それで良い。
その経験が、今の自分を育てる。




後悔は沢山してもいい。
囚われなければいい。
もし、囚われそうになったなら。
ベランダで考えて、独りを沢山感じて。
堪らなくなったなら。
布団に帰ってくれば良い。
お前の場所に落ち着いて、それでも淋しいなら。
起こして良い。
暖かいミルクを淹れてやる。
それにお前が眠れる様に魔法を掛けて、布団の中でいっぱい話す。
他愛も無い話しでいい。
一瞬先の話しから、何時かしたい事、出来たら良いと感じる事。
眠れたならそれで良いし、眠れなかったなら朝ごはんにする。


*****

…熱は意識を朦朧とさせる。
言葉、が上手く形にならない。

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