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約束の蒼い薔薇【旧 超絶自主規制】
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341 :
跡部景吾(蒼/薔/薇)
2012/10/14 10:08
>タイムリミットまで、後1日。
今朝はマルガレーテと散歩がてらカフェに立ち寄った。
普段はいる事はあまりないが、今日はやたらとマルガレーテがそこに俺を誘うからな。
仕方なく、と言ったところか。
理由は、店に入って直ぐに理解。
そのカフェには、少しふくよかなペルシャネコがいるようで。
マルガレーテは、どうやらそいつと仲がいいらしい。
そういや、時々庭に紛れ込んで来ていたネコとよく似ている。
おそらく、このネコだったんだろう。
店主に窓辺の景色のいい場所へと案内を受け、一先ずは席に着く。
犬用のケーキやら何やらと並んだメニューを手渡され、それに目を通して驚いた。
家でもそれなりに色々ペット用の食べ物を用意はしていたが、俺が知らないものもかなりある。
珍しさにメニューを眺めるうち、店主がオススメを指差した。
あぁ、これはいい。
俺は頷き紅茶と共に注文を済ませ、マルガレーテをリードから外してやった。
流石にペットと入れるだけはある、かなりの広さだ。
暫くすると、ダルメシアンを連れた女性がカフェに入って来た。
ジャスミンと言うならしい。
しきりに名を呼びながら席へと着く。
そうして女性もまた、犬のリードを外し読書を楽しみ始めた。
俺は運ばれて来た紅茶を口にする。
ケーキはとうに、マルガレーテが食べ終えたようだ。
いつの間に(ククッ)
言葉を交わすわけでもない、互いに干渉し合わないカフェで。
ペットの愛犬達は戯れて遊ぶ。
伸び伸びと走り回るマルガレーテを見ていると、心が和む。
また時折、ここを訪れようとそう、思った。
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