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忍ぶ猫の足跡が残る部屋
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399 :
跡部景吾
2013/10/23 18:21
漸く季節の変わり具合に躯が少しづつ慣れて来た。
毎年此の時期は切り替えに難儀を感じるが、地を這っていた思考も上昇傾向になって来たみたいだ。
諸々抜けていた部分を穴埋めして行く部活休みの一日、枯葉を踏み締めるロードワークも頬を掠める風が冷たい。
冬支度が終わると後は空から落ちてくる白い使者をひたすら待って入れば良い。この段階まで来たらもう気が楽になる。
今年の訪れは、例年より早いと言う声を聞いた。
触れ合う肩が在る限り、春まで心身共に温かく過ごしていけるだろう、きっと。
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ほら…又綺麗に如何にも俺が照れる気障な言葉で会話を纏める。
喜ぶのが解っているのに、"意地悪な奴だな…"と口を付いて出てしまう。
小憎らしいしたり顔で笑っている相貌すら可愛いと思う程。
400頁を前に頭の片隅に漠然と引っ掛かっていた事柄を投げ掛けてみた。
俺は別次元で御前を大好きだぜ、手塚よ。
時間は早かれ遅かれ御前に味方するだろう。それを漫然と待っているぜ。
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