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忍ぶ猫の足跡が残る部屋
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421 :
跡部景吾
2014/03/06 16:10
あぁ…そうか、新婚さんを見守る立ち位置になっちまったんだな、俺。言われて漸く気付く、非常に納得した。そして少し気が楽になりモヤモヤした霧が払拭出来た。
何時までも第一線で居る必要は無いのだから。形式は僅かづつ変貌を遂げるのが当然の摂理だ。
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忍足と外に久し振りに出向くかと言う話になった。
冬の間はインドアで暫く過ごして居たんだが、暦も弥生三月に変わり春の便りと共に散策でもしてみようかと思うのだが、当の本人にも再三言って居る事なのだが、外で忍足と会うのは何時も緊張を伴う。
知り合ってかれこれ六年は経過してると言うのにだ。
手を繋いで学生らしいデートでも…と言う提案に、頭の中で想像しては、肩竦めその産物に首を左右に振る。
そう…恥ずかしいんだろうよ、照れが先に来る。
それを楽しそうに見ている忍足の視線が痛いに決まっている。
数々覚悟して行く事にしよう、手繋ぎは良い意味で苦手かもしれない。
…本当に御前は、エロい思考だな。昼は淑女、夜は娼婦が御好みか?
#好みどころか理想やと思うけど、後一声やな…朝は天使も付け加えといてや。
良くも恥ずかし気も無くサラリと言い捨てやがって。目の前で言われたら、間違いなく視線を外していた。
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