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忍ぶ猫の足跡が残る部屋
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435 :
跡部景吾
2014/04/10 23:45
好き好き言われ過ぎて、その反動で絡まれ、途方に暮れた月日を何故か思い出した。
遠い記憶…。
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夢一夜
日々夢見が悪い。しかもオカルトめいたものばかり見て寝汗で喉の乾きを覚え起きる始末。
そして何時も二分割で違うストーリーが展開される。
前半の夢は人間トラブルの話。…善人面だと思っていた奴が実は小狡い奴で、有りもしない噂を流し街中に妙な噂が轟くんだが、その内容が『飯を食うのに困窮してるんだって、跡部家の御坊っちゃま』と言う何とも御粗末な内容。
だが、知らない奴知らない奴に『飯食えないんだって、大変だね』と言われ続けると夢の中でもいい加減疲れて来る。
ウンザリしながら一度目が覚めた。
水を飲み一息付いて睡眠の仕切り直しを図るが…。
#髪の長い女
古い大した広くない日本家屋に住んで居る設定の様だ。
リビングでは無くお茶の間と言うんだろうな。
其所に知らない子供二人と、女性。
見るからに部屋の空気が重く、俺の瞳に移る光景は昭和初期の白黒フィルムの記録映像の様。
如何にも陰鬱な様相を呈して居る。
茶の間の隣には半分襖の開いた座敷の部屋が在るが、其所には一切近付かなかった。何か生理的に受け付けなかったからだ。
俺と知らない男子は何処かに出掛ける様で二人で連れ立って外に出て歩き出す。目的は何処かに習い事に行くらしい。
子供はあどけない顔で俺に言う。
『茶の間の隣の部屋に髪の長い女が居るよ、皆には見えている』
『俺には見えないぜ…それっていけない類いか』
『多分、駄目なモノ、あの家には帰らない方がいい、何かが災いしてるかも』
嫌な気分になりつつも、歩みを進めると横で話していた子供は居なくなり、胸騒ぎがして咄嗟に背後を振り替えると、髪の長い女が真後ろに居て何かを呟いたんだが、何を言ったのかは覚えてない。
表情は敢えて見ようとはしなかったが、禍々しい空気だけは察した。
冷や汗と共に目が覚めたが、以前…やめた部員が監督絡みの女を部室で見たが、直ぐ消えたと言う話を思い出した。
形態は詳細には聞いて居ないが、会う機会が在ったら確かめてみようと思う。
暫くは身体に重さを感じて居たが、フッと軽くなったと同時に俺は惰眠を少し貪った様だ。
夢現とは、今回みたいな事を言うのかもしれない。
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