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忍ぶ猫の足跡が残る部屋
 ┗441

441 :跡部景吾
2014/04/29 17:33

辛さを何処まで押さえる事が出来るのか。
何処まで虚勢を張る事が出来るのか。負の感情を露呈しないで遣り過ごすのか。何度も山は越えてきたと自負して居る。
生きて行くと言うのはそう言う事だから。
そう…そう言う事だ。
弱い面すら有るのか無いのか自覚出来ねぇぐらいに淘汰出来たら、きっと楽になる。

言葉、仮初めの言葉を吐かれたら直ぐ解る様になった。言葉に責任を持てる奴以外信用はしない。
心の中では嘲笑しているというのを知らない貴方は本当に可哀想な奴だと同情してやるぜ、一応な。

**





雲ひとつない青空の下、縁の在る墓標を目の前にして、過去共に時間を過ごした友人達と昔話に花が咲いた。


『本当に…優しい奴だったよ』


ああ…彼は最後まで優しくて、乱れる事も無く静かだった。

青い空を見ながら馬鹿話をした。

『彼奴、俺等の話を聞いて喜んでるかな』

『喜んでるだろ、何時も人の話聞いて笑ってる側だったからよ』

『あーあ…優しい奴は早く連れて行かれるんだなぁ…何か悲しいねぇ…』


残った者は自分なりに頑張って行こうぜと、銘々にエールを送りその場を後にした。


御前は今何処に居るんだ?と、やっと初めて問い掛けれた、返事が来ないのは解っちゃ居るんだが。

『御前なら大丈夫だ、何とかなる』と言う言葉を支えにして居る。


だが、やっばり桜を見たら切なくなる。桜が見たかったんだよなぁ…。
今年は例年より早い様だ、御前の分まで今年も…。

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