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忍ぶ猫の足跡が残る部屋
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443 :
跡部景吾
2014/05/02 00:03
生死に関わる状態を身を持って体験して居る人と会い、話をした後の帰り道、俺の全てが下らなくなる。
馬鹿馬鹿しくなってしまう。
そんな事ぐらいで下らねぇな…と己の存在を否定しながら、帰路を行くのだ。
あの時も今も思う事は同じ。必死に生きようとしている人の言葉は鋭利だ。
俺は何時も深く掘り下げてしまう癖があり言葉の裏側まで考えるが、彼等の言葉は純粋過ぎて痛くて刺さる。
余計な事は何も考え無くて良いんだ、と言ったら
考えると言うのが生きる意味なんだから考えさせてくれ、考えられなくなったら御仕舞いだと言う。
ああ…確かにそうだと俺も同意し、頼りにしてるから沢山考えてくれ…と言い残し部屋を後にした。
軽いデジャヴに襲われながら、iPodに助けを求め耳にイアホンを突っ込むも、流れて来たのは古のあの曲で、苦笑を浮かべて俺はエレベーターに乗った。
本当に俺は何をして居るんだろう。
全てが下らなくて失笑しか出て来ない。
あの頃も今も少しも成長していない。
俺を上手に諭せる奴が居たら尊敬してやる。
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