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脳内ストリッパー
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469 :
丸井ブン太
2007/08/27 03:03
唐突に振り返る記憶の残像艶笑小咄。
#お前の事は友達以上には思えんが、その身体、俺に預けてみん?
気持ちの付随しない行為でも平気でヤッて退ける、そんな自称遊び人の口から漏れた警戒心丸出しの言葉が可笑しくて。
#態々前置きするって事はお前ン中に迷いがあるんじゃねぇの?
アイツの胸倉を掴んで引き寄せては徒に仕掛ける。
少し困ったようにアイツが笑う。
迷いがある訳じゃ無く今の立ち位置を明確にして措きたかった、との事。
#お前もイヤならイヤとハッキリ言いんしゃいね。
イヤではなかった。
恋人同士じゃないとエッチなんて出来ない!てな乙女チック嗜好でもなけりゃ、取り立てて貞操が堅かった訳でもない。
踊る浮き世の好き者2人、
酔狂な享楽に浸るも一興。
其れを懇切丁寧に注釈入れて来るって事は、俺が「遊びと割り切れる」確証が持てない。
詰まり、当時の俺は手軽なアソビ相手としての信頼ですら得られなかったワケで。
それから暫く途絶えた音信に一人納得するやら虚しいやら。
あれから既に季節一巡、アイツの隣りで過ごす二度目の夏。
甘い台詞を吐くのは難しいだなんて言った舌の根も乾かねぇウチに何だソレは。
相手の望む言葉を探すでも無く、ただ自分が伝えたい言葉を。
全幅とも言える信頼感。
ありがとうの一言が、
こんなにも…。
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