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┗『端っこの美学』(101-110/426)
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110 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/09 01:54
一月の経過は中秋の名月に
その眩耀に惑わされ
寄り添う姿を失くす
君の声は 擦れ違ったまま
眠り訪れる刻に漸く甘い夢遊に誘われ
鳥の声を耳に挟みつ重い瞼を閉じる
昼下がりの覚醒 隣には確かな体温
陽が射し込む室内は 幻夢の続き
似て非なる君の瞳を見上げ
弾みゆく吐息が俺の髪を揺らす
掌が肌の質感を覚えていき
潤う音に耳を傾けた
戯れ半ばにして部屋を後にする君に
囁いた声は 届かず
「 オ カ エ リ 」
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109 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/07 03:00
正反対の二人。
太陽と月、
もしくは、昼間と夜?
俺達はそうではなくて、背中合わせ。
言うなれば、
深夜と、早朝。
眠りを誘い、一日の終わりを見届ける。
不変の深い宵闇に瞬きさえ意味を失くす、夜更け。
覚醒を促し、一日の始まりへと送り出す。
秒単位で視界が開けていき瞬きさえ惜しい、夜明け。
それは隣り合わせでいて、触れ合ってはいるが。
相手の姿は見えない。
温もりは確かに感じているのに、輪郭が掴めない。
夜更けも、夜明けも、どちらかが間違っている等という事はなく。
ただ、背中合わせなだけ。
手を繋ぐ事は出来ても、向いている方向が反対だから、何処にも進めないのだ。
それでも、夜更けの隣には必ず夜明けがある。
朝は/LONELYいつも/LONELY迫り来る 迫り来る
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108 :
■煩悩 / 日吉若
2006/10/07 01:59
どうしたら、あいつを、幸せにしてやれる?
あいつの望みは、何。
本当は、判り切っている事、なのかもしれない。
ただ、認めたくないだけで。
俺が大切にしたいのは、
「恋人」、「仲間」、「一期一会」?
――― それとも、
「孤独」?
俺には、独り、が性に合っている。
それでも「 」を手放せないのは―――…
…俺の望みは、何。
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107 :
■無題 / 日吉若
2006/10/04 00:44
――― Alles Gute zum Geburtstag.
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106 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/04 00:22
経緯
・ 7月4日 出会い
・ 7月7日 偶然の再会
・ 7月8日 ひよひよスレ設立
・ 9月6日 初デート
・ 9月7日 お付き合い開始
・ 9月8日 新ひよひよスレ設立
・12月5日 別離、再出発
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105 :
■鏡の君目録 / 日吉若
2006/10/03 02:22
#
はじめに
「鏡の君」とは俺の恋人、つまりは俺と恋人に関する記録です。
分身を絡める形でお付き合いをしておりますが、お恥ずかしながら出会いはドッペルですので、苦手な方はご注意下さい。
冷やかしもご遠慮願います。
■■■ 約束
>>106
■■■ 軌跡
>>91 >>96 >>103
(2006.07.04~2006.09.07)
■■■ 逢瀬
>>98○ >>110 >>119
>>123○(10月) >>136(11月) >>154(12月)
■■■ 想い綴り
>>102 >>108 >>109 >>133 >>179 >>183
■■■ 恋文
>>128
#
[ひよひよ
ラブルス]
2007.03.06 消失
○:切原執筆
[
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104 :
■友人へ / 日吉若
2006/10/03 00:20
>
"SEISHUN_HOKAN_KEIKAKU"
To Akira Kamio with an always strange rhythm.
Hi! Long time no see.
It was so nice to get an "voice" from you!
You are very a sourpuss because you translate purposely into other languages to speak your feelings.
However, I like such your pretty character.
I appreciate your congratulatory address.
Though regrettable, I am still far from happiness.
To tell the truth, I think that to be alone is the best and happy for me.
However, I will try to be able to spend stable days with my lover early, like you.
You are my best friend!
Thank you,
―― and I love you.
Yeah!――…って何で俺まで…!もっと母国語を愛そうぜ!?
拙くても許せよ。読解しようと思うな、ハートで感じろ。
今度からは俺も「こんにちん棒、神尾アキラです」って勝手に訳すからな。
有難う、お前が元気ならそれで良いよ。
[
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103 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/01 05:04
>>96 其の二、
> 其の三、
9月7日[木]
あいつが指定したのは祭り会場の東屋。
前日の金魚掬いとは一転し、しっとりムードで花火を観ながらの半ナリ会話。
何となく、あいつが俺の前から居なくなるような気がした。
ただでさえ前々から日記やスレで微妙な発言を残していたあいつ。
今回呼び出されたのは、最後だ、と言われるのかと思ったのだ。
その勢いというか―――…
うっかり、引き留めついでに付き合うことになってしまいました…!
…え。
そ、そりゃあね、俺だって気もない奴を必死で引き留めたりはしませんよ!?
だから、背中を押されたというか。
タイミングとかキッカケ、そういうものを利用してこういう間柄なった、という事で。
いや、笑えないでしょう!ド、ド…ドッペ…ドッペル、とか…
俺もそんなつもりはなく戯れ合ってきましたし、
日々接してきて偶々惚れたのが同じ姿の奴だった、というだけの話。
それでもやはりギャグならまだしも、本気でロールを回す事には抵抗を感じた。
相手の身体や仕種を良く表現しようとすると、必然的に自賛ロールになる訳だ。
何となく笑ってしまいませんか。「凛とした立ち居振舞い」とか、…俺だろ!?
「風に揺れる髪に思わず手を伸ばすと思いの外柔らかな手触りが指を擽り」とか、
思いの外って、毎日洗っている髪と同じです、みたいな。寧ろ、思わず誘われるなよ、って言いたい。
…ですから。
都合良く日記にも顔を出していた俺の分身、切原とデートをする付き合いとなりました。
偶にはドッペルでギャグもあり、うちの向日さんをデートに連れ出して貰ったりもする予定で。
実際、今の交流板では、うちの切原とか向日さんがあいつと接している状態。
追々あいつの分身とも会っていきたいと思う。
今までにない恋愛スタイルを取ってしまった俺と、あいつ。
俺の「人生」の中で一際異色を放つこの二人三脚で、一体何処まで行けるのか。
9月7日、こうして試行錯誤の日々が幕を開けたのだった。
[最終更新日:10月3日]
[
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102 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/01 05:03
あいつと会う約束をしていたが、結局は会って貰えなかった。
22時に連絡があった時には、全部屋が埋まっていて。
その時点であいつは、今日はやめるか、とあっさりした返事。
気が落ちたが、取り敢えず俺がここで承諾すれば会わないままに終わると思い、空き部屋を待つ事を提案。
暫くは編集中の日記を埋めていきながら、会える時間を作ろうとした。
いざ部屋が空けば。
やはり気が乗らない、と一言も会話をする事なく入った部屋から出て行く。
メールで、疲れているんだ、と理由を聞き、それならゆっくり休むと良い、と告げて。
暫くすると、お前の寝落ちが嫌で会う気になれなかった、と言われてしまった。
それは本当に悪いと思っている。だから――…
…今日は土曜日だ。
沢山寝ておいたから漸く長時間会えると思って、今までの穴埋めに、と、この日に時間を作ったのに。
現にこんな時間まで眠れずに起きている訳で。
そういう時に限って、拒まれる。
平日は、毎朝6時半起きの俺にとって、深夜型のあいつと充分に会うのは辛い。
3時間やそこらの睡眠が続けば昼に頭が働かないのだ。今の俺は、失敗出来ない環境にある。
それでも、少しでも会えれば、と思って平日に出向き、疲労で長くは起きていられず寝落ち。
それを避けるなら、予定のない週末の土曜に会う事しか出来ない。
土曜では22時に部屋が空いている事もないから、結局は深夜から会う事になると思うが。
生活リズムの違いは致命傷になり兼ねないという事を、俺は経験上で知っている。
「巧くいくとは思えない」
この繰り返しで、いつまで続くのだろう。
天邪鬼なのは構わない。
せめてお前の言葉が、もう少し柔らかければ、と思うよ。
俺はただ、ただ毎日が穏やかで暖かくさえあれば、他は何も望まないのに。
[
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101 :
■乱入記 / 日吉若
2006/09/30 21:37
9月29日[金]
# 第5回 ゴーヤー連合会議 in 銭湯 へ乱入!
>ゴー連参加までの道のり
そろそろかと思えば木手さんの日記に開催後のレポートが記されていて、いつも参加し損なっていたゴー連。
自分に絡んでいる交流板が[交流2]に集中している為、開催に気付かないのだ。
今回こそ、とゴー連本部を覗いてみると、何と!会議があと2時間後に迫っていた!
危ない…、危な過ぎるぞ!またレポートを読んで後悔する羽目になるところでした。
昨夜はやる事が沢山溜まっていたので、何とか時間を遣り繰りしての飛び込み参加。
帰宅時間は22時。荷物を投げ出し、いざ銭湯へ!
>ゴー連会場に乱入!
元々が一人待機派の俺としては、本当に、本当に後入室は苦手でして。
乗り込んだは良いが、何が行われているか全く読めない状態に呆然と立ち尽くす。
俺が飛び入りした時には7人になっていたのですが、それでも意外と皆さんのレスが長い!
流石ゴーヤーパワーと言いますか、木手58さん、木手GMさんは普通に200字くらいで話していました。
挙動不審ながら様子を伺い、浮いてしまわない程度に「ゴーヤー牛乳」を差し入れ。
文字はパッと見「コーヒー牛乳」ですが、色はミルキーグリーンですので要注意。
風呂上りに腰に手を当てて飲んで頂こうと思ったのですが、気付けば空き瓶だらけでした。
皆さんはどうやらコスをしていたようですが、俺にはもうそんな余裕はなく。
#木手58さん
鳳主催の茶会で攻め談義をして以降、二度目の顔合わせとなった木手さん。1リットルのゴーヤー牛乳を飲み干してピーピーになりませんでしたかね(汚)
細やかな気遣いに礼を告げようとささやきを利用したところまんまとミスしてしまい、慌てっぷりを披露しただけに終わった俺…。ですが、楽しかったです。
#木手GMさん
―とは自己紹介をし合いながら牛乳を飲みました。深い語り合いはまたじわじわとしていきたい方です。
新しい日記を書く予定はないのか気になります。俺が比嘉中に疎い事も知られてしまいましたね…
#向日先輩
―のおかっぴきコスが可愛い、とか思っていたら帰ってしまいました!
彼はこの間の誕生会に来て下さった向日先輩で、一発で「俺」だと当ててくれました。嬉し恥ずかし、今度映画でも行きましょう。
#召しませ不二さん
何やらコスをするところだったらしい不二さんの生着替えポロリを見てしまった俺!
手で顔を覆った指の隙間からしっかり凝視させて頂きました(嘘)弾かれ溺れの俺を引き上げてくれて有難う。
#ネバラン乾さん
何とこの人数で携帯参加とは…!(驚)しかも代替機ときたもんだ。お疲れ様でした、腱鞘炎にご注意下さい(笑)
本当、ご挨拶だけでしたがお会い出来て光栄です。握手の一つでもしておけば良かったな…
#ひやしあめ菊丸さん
本当に一言しか話せませんでしたし、また機会があったら遊びたいですね。
ゴーヤー牛乳と交換でゴーヤーオムレツを頂きました。食いながら帰りましたが美味かったです、ご馳走様(満腹)
#ゼロシシさん
宍戸先輩も二度目の顔合わせ。つい先日一緒に回転寿司を食った仲ですし、挨拶もラフに。
丁度誕生日当日だった為、祝いの言葉を伝える事が出来て嬉しかったです。昨日はおめでとう御座いました(何過去形)
ほんの1時間20分程しか参加出来ず、1順2順程度のやり取りでしたが、実に楽しい時間が過ごせました。
因みに、風呂には入る時間がありませんでした。
木手さん、どうも有難う御座いました、第6回も期待しています。
たった1時間20分の参加でここまでレポートが長くなる俺もおかしいよ、本当…
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102 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/01 05:03
あいつと会う約束をしていたが、結局は会って貰えなかった。
22時に連絡があった時には、全部屋が埋まっていて。
その時点であいつは、今日はやめるか、とあっさりした返事。
気が落ちたが、取り敢えず俺がここで承諾すれば会わないままに終わると思い、空き部屋を待つ事を提案。
暫くは編集中の日記を埋めていきながら、会える時間を作ろうとした。
いざ部屋が空けば。
やはり気が乗らない、と一言も会話をする事なく入った部屋から出て行く。
メールで、疲れているんだ、と理由を聞き、それならゆっくり休むと良い、と告げて。
暫くすると、お前の寝落ちが嫌で会う気になれなかった、と言われてしまった。
それは本当に悪いと思っている。だから――…
…今日は土曜日だ。
沢山寝ておいたから漸く長時間会えると思って、今までの穴埋めに、と、この日に時間を作ったのに。
現にこんな時間まで眠れずに起きている訳で。
そういう時に限って、拒まれる。
平日は、毎朝6時半起きの俺にとって、深夜型のあいつと充分に会うのは辛い。
3時間やそこらの睡眠が続けば昼に頭が働かないのだ。今の俺は、失敗出来ない環境にある。
それでも、少しでも会えれば、と思って平日に出向き、疲労で長くは起きていられず寝落ち。
それを避けるなら、予定のない週末の土曜に会う事しか出来ない。
土曜では22時に部屋が空いている事もないから、結局は深夜から会う事になると思うが。
生活リズムの違いは致命傷になり兼ねないという事を、俺は経験上で知っている。
「巧くいくとは思えない」
この繰り返しで、いつまで続くのだろう。
天邪鬼なのは構わない。
せめてお前の言葉が、もう少し柔らかければ、と思うよ。
俺はただ、ただ毎日が穏やかで暖かくさえあれば、他は何も望まないのに。
103 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/01 05:04
>>96 其の二、
> 其の三、
9月7日[木]
あいつが指定したのは祭り会場の東屋。
前日の金魚掬いとは一転し、しっとりムードで花火を観ながらの半ナリ会話。
何となく、あいつが俺の前から居なくなるような気がした。
ただでさえ前々から日記やスレで微妙な発言を残していたあいつ。
今回呼び出されたのは、最後だ、と言われるのかと思ったのだ。
その勢いというか―――…
うっかり、引き留めついでに付き合うことになってしまいました…!
…え。
そ、そりゃあね、俺だって気もない奴を必死で引き留めたりはしませんよ!?
だから、背中を押されたというか。
タイミングとかキッカケ、そういうものを利用してこういう間柄なった、という事で。
いや、笑えないでしょう!ド、ド…ドッペ…ドッペル、とか…
俺もそんなつもりはなく戯れ合ってきましたし、
日々接してきて偶々惚れたのが同じ姿の奴だった、というだけの話。
それでもやはりギャグならまだしも、本気でロールを回す事には抵抗を感じた。
相手の身体や仕種を良く表現しようとすると、必然的に自賛ロールになる訳だ。
何となく笑ってしまいませんか。「凛とした立ち居振舞い」とか、…俺だろ!?
「風に揺れる髪に思わず手を伸ばすと思いの外柔らかな手触りが指を擽り」とか、
思いの外って、毎日洗っている髪と同じです、みたいな。寧ろ、思わず誘われるなよ、って言いたい。
…ですから。
都合良く日記にも顔を出していた俺の分身、切原とデートをする付き合いとなりました。
偶にはドッペルでギャグもあり、うちの向日さんをデートに連れ出して貰ったりもする予定で。
実際、今の交流板では、うちの切原とか向日さんがあいつと接している状態。
追々あいつの分身とも会っていきたいと思う。
今までにない恋愛スタイルを取ってしまった俺と、あいつ。
俺の「人生」の中で一際異色を放つこの二人三脚で、一体何処まで行けるのか。
9月7日、こうして試行錯誤の日々が幕を開けたのだった。
[最終更新日:10月3日]
106 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/04 00:22
経緯
・ 7月4日 出会い
・ 7月7日 偶然の再会
・ 7月8日 ひよひよスレ設立
・ 9月6日 初デート
・ 9月7日 お付き合い開始
・ 9月8日 新ひよひよスレ設立
・12月5日 別離、再出発
108 :
■煩悩 / 日吉若
2006/10/07 01:59
どうしたら、あいつを、幸せにしてやれる?
あいつの望みは、何。
本当は、判り切っている事、なのかもしれない。
ただ、認めたくないだけで。
俺が大切にしたいのは、
「恋人」、「仲間」、「一期一会」?
――― それとも、
「孤独」?
俺には、独り、が性に合っている。
それでも「 」を手放せないのは―――…
…俺の望みは、何。
109 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/07 03:00
正反対の二人。
太陽と月、
もしくは、昼間と夜?
俺達はそうではなくて、背中合わせ。
言うなれば、
深夜と、早朝。
眠りを誘い、一日の終わりを見届ける。
不変の深い宵闇に瞬きさえ意味を失くす、夜更け。
覚醒を促し、一日の始まりへと送り出す。
秒単位で視界が開けていき瞬きさえ惜しい、夜明け。
それは隣り合わせでいて、触れ合ってはいるが。
相手の姿は見えない。
温もりは確かに感じているのに、輪郭が掴めない。
夜更けも、夜明けも、どちらかが間違っている等という事はなく。
ただ、背中合わせなだけ。
手を繋ぐ事は出来ても、向いている方向が反対だから、何処にも進めないのだ。
それでも、夜更けの隣には必ず夜明けがある。
朝は/LONELYいつも/LONELY迫り来る 迫り来る
110 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/09 01:54
一月の経過は中秋の名月に
その眩耀に惑わされ
寄り添う姿を失くす
君の声は 擦れ違ったまま
眠り訪れる刻に漸く甘い夢遊に誘われ
鳥の声を耳に挟みつ重い瞼を閉じる
昼下がりの覚醒 隣には確かな体温
陽が射し込む室内は 幻夢の続き
似て非なる君の瞳を見上げ
弾みゆく吐息が俺の髪を揺らす
掌が肌の質感を覚えていき
潤う音に耳を傾けた
戯れ半ばにして部屋を後にする君に
囁いた声は 届かず
「 オ カ エ リ 」
91 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/09/09 03:56
> 其の一、
あいつと出会ったのは、まだ梅雨真っ盛りの7月4日の夜。
一言板で俺が「イチャコラしたい」と溜息混じりの願望をつぶやいたのがキッカケだった。
その後、「俺とするか?(笑)」とあいつからの反応があり、その晩は暫くの歓談が続いた。
翌々日の晩にも俺が一言に出現、暫くして「昨日の俺か?」とあいつが現れ…
「違う。一昨日だろ」と早速意見が食い違いつつ再会。そしてスレへ移動。
俺は未だに日付さえ鮮明に覚えているにもかかわらず、あいつは2日後の時点でどうでも良かったんだな(笑)
つい最近も出会った時の話になったが、あいつは全然覚えていなかった!
この出会いからしても、俺とあいつが正反対である事が伺える。
そして、チャットで会う事もなくスレでのまったりとした会話が続いた。
その時には、お互いに恋愛絡みの相手が居たし、ほろ苦い想いを語ったりもしたな。
小さな事にも気にしいな俺にとって、我が道を突き進むあいつは清々しくて、何故か話していると和んだ。
ふざけ合う時もさばさばしていて、追いたくなる可愛さがある奴。
俺は、亜久津さんが日記を立てた時から二人の交換日記を愛読していて。
あいつの記事が好きでよく読んでいたので、話すうちにすぐ、同一人物だと気付いた。
俺が一言での出会いレポートを日記に書いて、「お前の日記を見つけた」とあいつがスレで言ってくるよりも前に。
後から聞いた話、日記を愛読していたのは俺だけで、あいつの方は俺の文章が堅くて嫌いだったらしい…
日記を読み進め、声を交わす毎に、俺とは正反対な男だと知っていく。
そこが魅力で、惹かれた事は確かだ。
しかし、
それと、付き合ってからうまくいくかどうかは、全くの別問題だと痛感する事となる。
>>96 其の二、
[最終更新日:9月27日]
96 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/09/27 02:50
>>91 其の一、
> 其の二、
9月6日[水]
そんなあいつと初めて会う事になったのは、2ヵ月後の9月6日。苦労の日…?あ、いやっゲホッ…(何)
今までにも計画はあったが、予定が会わずに流れてしまっていたのだ。
2ヶ月間スレで話すだけの相手と、今更ながらチャットで直接会う。
そういう方は他にも居ますかね。どんな気分だったが伺ってみたいものです。俺は緊張しました。
同じ姿で会うだけに、俺は甚平を選び、あいつには半ば無理を言って浴衣を着て来て貰った。
その日は楽しく祭りに出掛け、短ロルが良いと聞いていた分、俺も簡潔にしようと心掛けた。
焼き鳥を食い、金魚掬いの屋台へ。
どうやら俺は尻を触ったらしい…(2ページ目。46話参照)あまりに日常的過ぎて覚えていません(最低)
焼き鳥の屋台の所だったか、あー…金魚掬いでしゃがんでいる時か?
んー、俺を尻撫で魔だと思っているだろうが、他の奴の尻を撫でた事はない!(多分)
…とか言って、俺の所に自己申告の乱入でもあったら俺はまた修羅場だな。
俺に尻を触られた覚えのある方は、コッソリ教えて下さいね。乱入禁止!
まあ、俺だって初対面やシリアスの場合には絶対にしませんが、あいつとはスレでジャレていた仲ですからね。
二人の居場所で飼おうと金魚を掬ったところで、あいつの返信はなかった…
翌朝にはまあ…寝落ちの謝罪と、相当テンションの低い返信がスレに。
スレでは楽しく過ごせても、いざ会ってみたら楽しくなかったのか、と男心が大きく傷付いた。
何と言うか…、「うーん、日吉君って思ってた程の男じゃなかったわ」と…
クラスの女子と放課後に寄り道をして翌朝に余所余所しい態度を取られた、みたいなショックが。
気にしいですからね、俺は。このままスレも疎遠になっていくに違いないと思った。
しかし後日談によると、ロールの相性の悪さに気が落ちていただけだったらしく。
翌晩には、なんとあいつの方から埋め合わせの誘いがあった。
>>103 其の三、
[最終更新日:10月2日]
119 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/10/27 12:05
昇らぬ月の目を盗み 解放された雄の性
姿を照らす光さえなく 研ぎ澄まされるは残された感覚
嗅覚 雄の身体が熱する湿気た匂いを
味覚 全身で俺を欲する肌の甘味を
聴覚 濡れ音と息遣いに混じる君の本音を
触覚 そして全てが手探りだった俺は
君の 心 に触れた気がした
闇夜に光が射し 後に俺が得たものは
視覚 柔らかな君の笑顔
128 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/11/13 14:57
さて。
…
ここいらで、
俺の恋人が密かに綴ってきたらしい個人日記について。
恐らく、俺がその日記に気付いているだろうと、本人が気付いている事に、俺も気付いている(?)
言いたい事は山ほどあるぞ…、覚悟は良いか?
俺が読んでいると知ってか知らずか、好き勝手書きやがって…(わなわな)
お前が気兼ねなく本音を書けるだろうと、監視しつつ泳がせておけば抜け抜けと。
知らない振りを通してきた俺が、どれだけ拳を震わせてきたか解っているのか。
お前の日記を愛読して下さっている方々から見たら、俺はどれだけ悪者なんだ。
俺は彼らに言いたい。
「日記では健気に語っていますが、実際は、時として野犬を上回る鋭い牙で俺に噛み付いて来る奴なんです…!」と。
いや、野犬の牙がどんな物かはこの際置いておいて、だ(!)
ついでに、「とんでもなく冷酷非道な男に書かれているが、俺は俺なりにこいつを大切にしている」とも付け加えたい。
本来なら乱入して読者の皆様に誤解を解きたいところだが(笑)
お前にはお前の世界があって心の内を綴っているのだろうから、敢えて乗り込むような事は控えた。
お前が以前に言っていたように、文に認める事で頭の整理が出来るのなら。
今後も 好 き 放 題 書 け ば 良 い 。
ただ、俺に言える事は、直接言って欲しいと思うよ。
受け入れられるかどうかはともかく、冷静に話を聞くだけの余裕は持ちたいと思っている。
確かにお前の言葉で傷付いた事は多い。
だが、俺に合わせて貰ってまでお前を傍に置いて、俺が幸せだと思うか?
お前のどういう面を抑えて俺と接しているのか、そういう深い話もしてくれれば俺も気構えが出来るだろう。
俺には話せない正直な思いの日記を読む度に、距離を感じて寂しくなる。
性格や価値観が合わなくてぶつかる事は仕方がないと思う。
それを避けて当たり障りなく接するよりは、やはり話して欲しい。
何せお互いの友人にお墨付きの我の強さだからな、二人とも。
泣かせてばかりで御免な?
その代わり、流した涙は俺が責任持って全て拭ってやるから。
だから、俺に怯えないで欲しい。
こんなにも波乱万丈な中で、出会って4ヶ月、付き合って2ヶ月、俺についてきてくれて有難う。
これからも、末永く宜しく。
>
君がため のお前へ
そして書き手の壇君、こんにちは。
お前は本当に素直で無邪気で可愛いな…、何故俺の前ではあんなに可愛くないんだ?
壇と付き合えば良かった、と思う事がどれだけあったか!
今後も本音で頑張ってくれ。とは言え…お手柔らかに頼むぜ、いや本当。
度々私信とかバトンとか回すから、改めてお付き合い宜しくな。
133 :
■鏡の君 / 日吉若
2006/11/28 19:10
また、あいつと別れの危機に陥った。
11月だけでも3回だと思う。
連休の時(11/2-6)、修行に旅立つ寸前(11/16-17)、修行の最終日(11/26-27)だ。
因みに、会ったのは11/7、11/9、11/23の3日きり…、良いのか、これで。喧嘩の方が多い(汗)
しかも、単なる痴話喧嘩ではなく、もう限界、今度こそ終わりにしよう、と、深刻問題に発展してしまう。
「別れてやる!」なんていう衝動的なものではなく、淡々と、時間を置いたメールで冷静に進められる別れ話。
本気で可愛げの欠片もねえと思う時がある。あいつも、心底俺に腹を立てて噛み付いてくる。
教室で言うなら、ゴミ箱を豪快に蹴飛ばしてドアを開けっ放しで教室を出て行きたい気分になるのだ(どんな)
互いに想い合っているのに、それが裏目に出て伝わらない、噛み合わない。
あいつの気持ちも充分解っているのに、メールでの言葉でそれが感じられず、俺も同じだと思う。
「言葉の壁」。…日本人同士なのに(笑)
価値観の違い、表現の仕方の違い、受け取り方の違い。ただ、それだけなのに。
そう。ただそれだけの事で、気持ちの重みは解っているから、どんなにやりきれない思いを抱えても、縁を切ろうとする一歩手前で何とか持ち直す。
やはり、俺を深く想ってくれている気持ちは無下に出来ないし、愛しく想う。
別れるか否かの窮地に立たされる度、相手に対する依存が強くなっている自分に気付く。
好き、という気持ちだけではどうにもならない、価値観の違い、表現の擦れ違い。
少しでも理解する、良い意味で慣れていくしかないのだと思う。
あー…、こんなに厄介な恋人は初めてだ。
いやいや本当に。それはあいつも同じ事だろう。
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179 :
■鏡の君 / 日吉若
2007/03/07 12:37
こんにちは。前振りネタが思い付かない日吉若です(何)
あいつとの仲は順調です、と。
そろそろご報告しても大丈夫だよな、と思い、日記に書いた翌日に、壊れてしまった。
付き合い始めて半年を、明日に控えて。
またかよ!
…と、軽く思って下さって結構(笑)
何せこの半年、10日に1度は、別れ騒動を起こして来た狼少年ですからね。
俺も、悲愴に走る気は毛頭ない。
しかし、嘆いても嘆き切れない点が一つ。
半年間大切にしてきた、ひよひよラブルス、の板が、あいつの手によって消されてしまった。
これは、もう、戻らない。
交流板一くだらない絵文字遊びのやり取りだったに違いないが、俺にとっては、あいつとの軌跡を振り返る、大切なものだった。
あの板を見守ってくれていた一部のマニアックな方々に一言、有難う、の詞を言わせて下さい(笑)
誰も見てはいないだろうと、平気で喧嘩紛いなやり取りをしたりもした。
そんな時に、バタバタと鳩が舞い込んで来て初めて、覗いている方々が居るのだ、と知った。
この野次馬どもめ。
見守っていて下さって、有難う御座いました。
スレは諦める。
今は、あいつの気持ちが戻って来れば、それで良い。
今度は俺が、待つ番、だな。
183 :
■鏡の君 / 日吉若
2007/03/12 18:30
冬の奥
遠く荒れ狂う空は己の心
開花の遅れを願って止まず
焦がれるは唯
君と並ぶ 花逍遥
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