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ZEROから開くNext Gate
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宍戸亮
2022/04/18 20:23
#2022/5/31 05:10 編集済
花見の話。
慈郎んとこのクリーニング屋の客から、すげえ桜が綺麗だって聞いて、慈郎と岳人と初等部の時に俺らだけで初の花見に挑戦。
そんくらいの時は離れた場所に電車で行くにもあーだこーだ言われて好きに予定が組めなくて、
事前に親にOKさせたその日は、前日の雨こそ止んでたものの、曇天も曇天。
駅から暫く歩いて到着した桜の名所は前日の雨で落ちた花弁で木よりも地面がピンク色っつー有様だった。
ガキだった俺らはあからさまにがっかりして、せめて親に持たせて貰った菓子パンでも食うかっつって濡れたベンチにビニール袋を敷いてパン食ってたんだよな。
そしたら、バサバサバサ!!!っつー結構な羽音でカラスが飛んできて俺のパンとってった訳。
そんなカラスとスレスレになる事ねーから俺ら3人心臓バクバク。
なす術もなくパンをつつくカラスを呆然と見てたんだけど、そしたら、
>わん!わんわん!わん!!!
>「シッ!シッ!」
っつって犬の散歩してたおばさんとその犬がカラスを追っ払ってくれた訳。
勇敢な小型犬(とおばさん)に助けられて踏んだり蹴ったりだった花見は救われたっつー思い出話。
で。漸く時は流れて2022。
中3になった俺らは例の花見の名所にリベンジしたんだけどよ、今年の花見は最高だった。
屋台とか出店は少なかったけど、その分視界いっぱいの桜で、風が吹く度に桜吹雪が舞うんだよ。
何年か越しにここで花見がしたかったっつーガキの頃の俺らも報われたって話。
書きかけのままのちへんしっぱなしで随分な時が流れちまったぜ…!
ま、いいか。いつでも花見の気分に浸るのは悪くねーしな。
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