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ゴーヤー食わすよ。
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70 :
木手永四郎
2006/07/18 00:19
言葉の足らない俺は、君に必要な事さえ言っていないかもしれない。
初めて君に好きだと言った時、俺は君に突き放すような言葉を沢山言ってしまった。
それは、大切に思っている相手にこそ言えない言葉がある、という意味でしたが。
やはり言葉が足らなかった気がします。
だから、補足を。
あくまで、俺個人の考え方です。正しい事を言っている訳ではありませんよ。
「ずっと君の傍にいる」と、俺は言わない。
たとえば明日、俺が予期せぬ事象でこの世界から消え失せてしまったら、誓った「ずっと」は嘘になる。
きっと俺は、君が望む時に傍にいられない事があるだろう。
君の望む「ずっと」が叶えられないのなら、愛しさ故の誓いも雰囲気任せの安い台詞と化してしまう。
だから俺は君に言う。
「傍にいてほしい時は言いなさいよ。俺の出来る範囲で君の傍にいる」
冷たく聞こえるだろう俺の言葉に、君はそれでもいいと頷く。
俺の不器用さを、身勝手さを、君は責めずに受け入れる。
「俺の出来る範囲は、そんなに狭くないよ。範囲を広げる努力を惜しむ気はないからね」
きっと、君の傍にいたいのは俺の方だから。
「この気持ちはずっと変わらない」と、俺は言わない。
変わらない気持ちなんてない。
気持ちは絶対に変わる。
何かを発端に、嫌いになってしまうかもしれない。
抑え切れぬ激情に任せて罵り合い、憎しみあうかもしれない。
今日、君が好きだと感じるこの気持ちに嘘偽りがなくても。
明日、俺は君を同じベクトルで好きだと言えるだろうか。
だから俺は君に言う。
「変わらない気持ちなんてありませんよ。明日はどうなるか解らない」
そんな皮肉じみた俺の言葉に、君はそれでもいいと言う。
解っていますと、貴方らしいと、笑いながら。
「今、こうやって君の傍にいるだけで、もっともっと君の事を好きになっている俺が、どうしてずっと変わらないでいられるの?」
変わらない訳がない。君はいつだって俺に変化を齎すんだ。
「一生、君の傍にいる」も「永遠に君だけを愛してる」も、俺は言わない。
人生の半分も生きていない俺が、一生や永遠を語るなんて烏滸がましいでしょ。
きっと一生や永遠の意味が解るのは今じゃあない。
その重さも意味も解っていない今の俺が、そんな誓約をしても真実味がない。
一生を口に出すのは簡単だ。
不慮の事態さえ起こらなければ、一生を終えるのには何十年もかかるだろう。
つまり、真実に出来るのは何十年も先の話になる。
永遠を口に出すのは簡単だ。
限界や終わりが無いものとはなんだろう。
気持ちの大きさや強さを表す為につい使ってしまう言葉かもしれないけど、それは長い年月をかけて態度で示していくしか証明する術はない。
「愛している」だけでいい。
余計なオプションをつける必要なんてない。
今、俺が持っている最高の気持ちを最大限込めて。
ただ一言だけでいいんだ。
だから俺は君に言う。
言いたい時に、言いたいだけ言う。
「好きだよ」
そんな味気無くて、素っ気無い俺の言葉に、君は笑顔を見せてくれる。
俺の想いが、どれほど君に伝わっているのかは解らない。
それでも君のその笑顔を見ると俺はたまらなく安堵する。
出来れば君の哀しむ顔は見たくない。
君の笑顔が見たい。そういう欲が湧き上がって収まらない。
いろんな経緯を経て、俺はやっと君に辿り着いたんだと感じています。
これから俺は君の手を取って、或いは君が俺の手を取って、枝分かれした道を歩いていくんでしょう。
時々、喧嘩をしましょう。
あまりしたくないですが、意見の衝突を避けて口を閉ざすよりいい。
不満や不安を感じる時は吐露しなさいよ。
しつこいくらい何度でも、俺は君に言いますから。
きっと、まだ足らない。
制限の無い思いを語り切るなんて無理だ。
だから、そんな思いを込めて俺は君に言うだろう。
「君が好きだよ」
追伸。
本当は、君がゴーヤー嫌いの侭でもいいんです。
ゴーヤーに嫉妬するのは御免ですからね。
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