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号八拾二年少ゐせか┗486
486 :日吉若
2012/04/01 00:10
唐突ですが恥ずかしながら、この場をおかりして皆様にご報告いたします。
既に一部の親しくさせて頂いている方にはバレているのではと思いますが俺には今、
本当に大好きで大好きすぎて仕方なく誰より大切な人がいます。
今日、この日記を更新したあとにその方へプロポーズすることを決意しました。
１年ぶりのエイプリルフールなわけですが
今日は「うそでしかいえないほんとのこと」を公然と言うことができる本当に特別な１日です。
俺は先祖伝来「先輩には絶対服従、いつも素直な可愛い愛され系の後輩でいたい教」信者の家に育ったのですが、生来の意地っ張りなくせに臆病者というある種二律背反したメンタルのものにとっては、さらに重要な意味がある日でもあるのです。
俺の最大の悩みはというと、くだんの信徒である宗教的な理由があるにも関わらず不信心ぎみなもので、ご存知の通り俺は度を越すくらいの照れ屋でもあるのでなかなか気持ちをダイレクトに伝えることができず、結果的に本当の気持ちとは真逆の「うそ」をつき続けているということです。
だから、日頃はなかなか素直に本心を相手へ打ち明けることができず独り悶々と部屋の隅で膝を抱えてみたり、夜な夜な募る恋心と比例する悔恨の思いで枕を濡らす日々を送っている人間にとっては待ち焦がれた千載一遇のチャンスなんです。
なので今日という特別な日の力を借りて何があっても伝えたいことがあるんです。
そう、「ほんとうのうそではないきもち」を、です。
さて、本題に戻りますが俺が愛してやまないお相手の方とは俺の学校の同じ部活の一学年上級の先輩です。
もちろんまだお互い中学生ですし、男同士でもあるので現在の日本の法律では残念ながら確かな未来をお約束することはできません。
でも俺のこの気持ちに偽りはありません。
ただ、不安なことがひとつあります。
何度も言うようにどうしようもなく照れ屋で臆病な俺が愚かにも日々その方に吐き続けてきた愛情裏腹の暴言の数々についてです。
愛していればいるほどに相槌代わりに
「うざい」だの「きもい」の羅列に終始する受け応え。
今更、跪いて愛を請うには最悪過ぎる日頃の言動には自業自得とはいえ只々悔やむ他ありません。
だからもしも今回のプロポーズで諾と頷いてくれないとしても、俺は諦めません。
重要なのは愛を誓った後です。
この思いが「うそ」ではないことを一生かけて全身全霊で証明していきたいと思っています。
そしてもしもその方からOKをもらえたとしたらこの日記を
#「
新妻候補生幼な妻若の愛され奮闘記☆」に名前も内容も変更したいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
まぁどうでも良いことでしょうが、結果についてのご報告は明日、日付が変わったあとの日記タイトルをもって代えさせて頂きたいと思います。
それでは皆様ごきげんよう。
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04.02（追記）
最後にちょっとだけハプニングもありましたけど、これで思い残すことなく日記を書ききれそうです。
そしてお忙しい中、ぎりぎりで乗っかってくださった先輩方、ありがとうございました。
これも日頃の俺の信心の賜物でしょうか。
愛され系後輩であることを改めて実感でき、俺は幸せものです。
あと２分残っていたらさすがの俺も観念したものですが、ジャストタイミングで時間切れになってくれました。
惜しむらくは部長の頭皮へ下克上を決めるにはタイムリミットまであまりにも間がなかったことでしょうか。
でもおそらくあの勝負は軍配は7割方俺に上がる予感です。
悔しながら可愛らしさでは足元にも及びませんが男前度では互角を張れる自信はありますので。
ま、どうでも良いことですけど。
というか、どうぞ宍戸先輩と押し合わせに。
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