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らゐご撫で戻り日記
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334 :
跡部景吾
2010/07/04 02:11
オヤジ二人とカラオケ。
テーブルの上には無数の缶と枝豆とチーズ。
選曲はかぶと虫と南の星と女王。
アウェーな感じが否めなかったが途中から開き直って枝豆むさぼってた。
俺の自曲以外の持ち歌が渋いのは大体こいつらのせいだ。
にしても上手いモンだから断れない。
この片方のオヤジは、ガキの頃から世話になってたりするんだけれども、その思い出がまた。
とあるクリスマス、俺はサンタクロースは親であると完全に疑っていた。
その日の夜は19時頃から使用人を全員広間に集めた上で両親の手を片方ずつ握り締めて、刻々と時間が過ぎるのを待った。
どのくらいしてからかわからねェが、そろそろ眠いんじゃねーのかと言ってくる親にはむかって何だかんだうとうとしてきた頃、突然庭の外から鈴の音。
あの瞬間だけは良く覚えてる、最早恐怖だ。
鈴の音が近い、壁一枚外に誰かが居る。両親は目の前。
玄関が開いた音がして見て来いと言う親の声にも従えずビビりまくってた俺。
また外を歩く鈴の音が聞こえて、しーんとなった訳だ。
完全に逃げ腰な俺の手を引いて親が戸をあけた、デカイ箱がででんとあった。
正体をカミングアウトされたのはいつだったか、自分への恥より何より兎に角あの鈴の音の恐怖が思い出深い。
で、カラオケから帰ってきてみたら使用人総出でサッカー観戦、だと。
うっかり盛り上がってこんな時間だ。眠ィ。
一昨日辺り、朝練に出てきて部室で着替えトイレの鏡と向き合って、驚愕。
向かい合った顔に、ホクロが無い。
朝そんな急いでいたか、いや割とゆっくり鏡を見て支度したはずだ。
何で忘れた、寄りにも寄ってホクロを忘れるなんて。
朝挨拶した部員二人は気づいただろうか、普通気づくか。言えよ…!平然と挨拶しやがって。
運良くその時持っていた簡易ホクロで代用したが使い勝手が違ってやっぱりいつもとは違う。
取りあえず、朝イチで気づいてよかった。
そんな夢だったら良かったのに。
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