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らゐご撫で戻り日記
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370 :
跡部景吾
2012/07/19 21:14
寝苦しいほど暑くなってきたのに、周りは何故か桜色。
勝手に幸せな話題ならともかく、ちょいとドス黒い桜色が浮気の発覚だ。
なんで桜色かって、オトナな相手が笑って許してくれたんだと結局惚気られた俺の心境からだ。
浮気の内容をほどよく軽いものにするための裏工作にも付き合わされたり。
これ以上こじれさせないためなら致し方ないと思いつつ、相手の顔を知ってるだけにとても良心が痛むぜ。
これに懲りて、浮気すんなよ。
工作するぐらいなら全てあった事をありのまま、気の迷いだったと告白したほうが後々楽ではなかろうか。
それでうまくいくほど恋愛ってのは簡単なものではないのか。
しかもその工作がとても稚拙。
ちょっと疑われてあら捜しをされればこれでもかってボロが転がり落ちてくるだろうにと思う辺り俺の性格はあまりよろしくないのかもなァ。
ただ、中途半端は結局良い結果をうまないと考えてきたわけで。
隠すなら、隠し通せと。
三角関係的な最悪の状況になっていないということは、寝取った男が被害者なのかとの見方もあるか。
ただ相手持ちとしっていて言葉巧みに誘い込んだ男がやっぱりタブーを犯しているわけで。
傷つけない恋愛、まだ暫くは理解できる気がしない。
いつぞやこっそり暇人集会とやらに顔を出し、ちゃっかり罰ゲームを食らって帰って来たりしてたり。
主催の世話にはなりっぱなしだが、集めれば、集まるんだなぁと。
ガッチガチに緊張して真面目な顔しかできなかった。
いや真面目だが。
日曜を過ぎれば、忍足が惜しがっていたものを与えられそうな気がする。
帯の色を、まだ迷ってる。
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