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らゐご撫で戻り日記
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432 :
跡部景吾
2013/05/26 21:50
来月の合同球技大会種目が、ゴルフに決まった。
まさかの、コース。
はっきり言っておくと、ゴルフのコースになんて俺は行ったことが無い。
確かにゴルフは金持ちのスポーツだが俺はテニスやら乗馬やらでそれどころではなかった。
大人たちの遊戯の付き添いで打ちっぱなしにいってぽこぽこやったのがもう○年前というそんな具合で、勿論自分用の道具だって用意しちゃいなかった。
クラブから鞄から帽子に靴に服、ボールにピンとお買い物リストを作るのも面倒なのでネットで一式そろえてしまいたい。
今後社交界デビューしたときのためにもそろそろ準備して良い頃だ。
勇んでコースに出かける前に、打ちっぱなしで練習しておけというお達しもワザワザ、出された。
仕方なく先日スポーツの家庭教師を引き連れて、行ってきた。
その家庭教師は、俺にスキーを教えた男だ。
まだまだ幼い頃、それこそ俺がスキーの板を履いてただ立っているだけで若い雌猫どもが「キャーカワイー」とか言ってくるようなそんな年の頃から奴はスパルタだった。
口での説明は最低限。
後は見てやって覚えろっつースタンスを明言していて、実際今の俺にとってもスキーはカラダで覚えるスポーツだった。
一番ストレスを感じたのは俺が転んで立てないでいるとき。
じっと見下ろして俺が立つのを待っていた。
どうしても立てないと解ると俺の板を適切な向きに置いて、力の入れ方を諭した。
絶対に手を握ったりしてこなかった。
あの頃の恨みといえば大層なものだったが結果俺はどんな体勢で転んでもスーパー早く立ち上がれる天才になった。
で、そんな家庭(野外?)教師だったので少しばかり不安はあったが。
長い月日を経て、奴も随分丸くなったらしい。
わきあいあい、からぶったりすっ飛ばしたり、した。
来月はどうなることやらな。
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