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めばちこは高貴なものもらゐやねんで
 ┗447

447 :忍足侑士
2011/07/11 23:14

>>442

朝、信号待ち。
先日と同時刻。同じ信号で、俺は再び彼と再会した。
不思議チャリンコ少年。

出たな、チャリンコ少年。

彼は再び此方を振り返る。
にやり、と口元を緩めるチャリンコ少年。
なんや俺の事覚えとったんか。

戸惑いと期待感の入り混じった緊張の走る数秒。

徐に少年は右手を自分の顔の前へ。
無言で指折り五つ分の数を数え始める。

なんや、何が起こるんや。

小指が掌へ向け折れた瞬間再び少年は此方を振り向きニヤリ…

俺も止めていた呼吸を思わず吸いこむ。
な、なんや。

次の瞬間、少年は颯爽と信号の変わった横断歩道を自転車で走り抜けて行った。


何もないんかい!!!!!


何や、あの動きは。
何や、あの不敵な笑みは。

やるな、少年。
此の俺をおちょくるとはよっぽどの曲者や。

もう二度と会いたくないと心から思う。
通学時間変えよか。

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442 :忍足侑士
2011/05/25 14:12

この5月、知らない人から唐突に話し掛けられる事が度々。
ナンパやったら分かりやすい。
こっちの対応もすまんなー。急いでんねん。
で終了。
よう行くレンタルショップで会計後店員に
「あ、あの、レンタル初めてですか!」と
不思議な質問をされるんも、まあ許容範囲内。
会員証持っててレンタル初めての人もそう居ないと思うけどな。

そんな事より、今日や。

早朝、信号待ち。
まだ人気の少ない通りには俺と、中学一年くらいやろか?
チャリンコ少年が1人。他校生やな。

欠伸しつつ赤を表示中の信号見つめて居ると
唐突に視界の端で前方に居った少年が振り返る。
どや顔と目が合う。

「さて質問です!ド/ラ/えもんがの/び/太くんの家で初めて食べたものはなんでしょう!」

豆鉄砲食らった鳩やなく俺。

「…は?え、知らんわ。」

信号が青に変わる。

「正解は、もっち~~!!」



彼は早速と自転車で走り抜けて行った。





あれ、何? 

世の中にはほんまに不思議な子がおるで。
ちゅうか、餅なんや。どら焼かと思ったわ…。

―――――――――――――――――

自転車と言えば、この間も自転車に跨がりつつ
歩道を歩いてる馬の被り物被った兄ちゃんと(正確に言えば馬と)
目があってすれ違いざまにめっちゃ素早いラッパーみたいな動きで
自己アピールされたんやけど、こう言うん流行ってるん?
反応に困るから打ち合わせから始めよか。