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冷吟閑酔
 ┗344

344 :越前リョーガ
2007/05/17 10:30

一番欲しいモンは直ぐ近くに在んのに、いつだって絶対指先一本分届かないのヨ。




曇天、雨脚速く。


梅雨の先走りの様な雨がしとしとと降りそぼる。
重たく大きな雨滴が、俺の頭を、肩を、背中を、濡らす。


背負い込むモノなんか何にも有りゃしないのに、思い起こせと激しく俺の肩を叩く雨垂れの音。


傘なんか差しちまったら、滴を掃ったり後が面倒でしょ?
だから最初っから持たないぜ。
俺の両手は何も掴まないで、何時だって空けておく。


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