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冷吟閑酔
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431 :
榊太郎
2007/08/08 12:35
暑い夏の日、車を使わずして駅のホームに立つ。
日陰の涼を求めてか、一陣の風と共にカラスアゲハがふわりと駅に飛来した。
其の涼やかな薄翅の色味こそが見る者の涼を誘うもので、扇子を扇ぐ手を休めて美しくそよぐ碧い風を見送った。
風は吹いている。
雲は流れて行く。
地は続いている。
私は何処に征かねば為らないのか。
途は漠として見えない。
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