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ちょっとずつ、キミと一緒に。
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138 :
切原赤也
2006/10/13 17:26
アンタの好きな曲。
暇な時…暇じゃねぇ時間も上手くヒマってコトにして、
屋上に続く階段の踊り場の壁に背ェ預けて、珍しく携帯を弄りまくってた。
探すのは無料な着うたサイト。小遣い少ねぇ俺にゃ正直レンタル屋もキツい。
それにチョット今はまた、珍しく貯金なんてしちまってるワケで。
なかなか見つかンねぇ上に、他の曲に目奪われて寄り道とかしちまいつつ。
何度目かのサイトで検索して発見したその曲。
俺はまァ…曲は嫌いじゃなかったモノの
ンなに気にしちゃいなかった某有名アーティストの。
ダウンロード実行。
逸る気持ちのあまりイラつきそうになりながらも取り込み終えたオンガク。
ポケットのイヤホン携帯と耳に突っ込んで、データフォルダ選択、再生。
耳に入って来た曲と一緒に、アンタが隣に現れたかと思った。
学校違うしいるワケねぇってのに。
何度も何度も繰り返し聴いてたら、
瞼伏せた裏側にアンタとの今までが浮かんで来ちまって、口元が緩んだ。
ねぇ千石サン、
コレはドッチかってぇと、俺がアンタに贈りたい歌…カモ。
抱えてた不安ってヤツと、安堵。
レンアイの痛みと癒し…その割合が、チョットずつ変わり始めてて。
正直、あのアドバイスにも
「ウチは特殊だから均衡が変わるコトはやっぱねぇのかも」
…って諦めかけてたンスけど。
安堵のあまり気が緩んで、一瞬寝掛けちまってたのは秘密。
だから最終的には先に寝落ちたアンタの負け。
抱き締めるようなあの曲が、俺の中でずっと響いてるンで。
部活始まるマデモーチョイ、浸らせといて下サイよ。
ンね、……幸村部長?
─あの日アナタに出会わなければ、愛しさモ知ラナイママに。
アンタに逢って初めて感じた自分の中の『ヤサシサ』が、
愛しさ、ってヤツなんだとすりゃ。
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147 :
切原赤也
2006/10/18 05:08
幸福ってのは結局どんなモンなのか、考えてミタリ。
中坊がイッチョ前に何をって言われっかもしれマセンケド
ガキとか関係ねぇし。
生きてるニンゲンである限り、その場その場の幸せ位語ってもイーッショ。
幸せかって訊かれりゃ半々。
会ってる時はソリャ幸せだし、実感もできる。
でも会えねぇモット長い時間が、更なる幸せってヤツを望んじまうのも事実。
─今の俺ってドッチなんだ?
欲しちまってる以上、
満たされてねぇってチョットでも思っちまったら、幸せじゃないンスかねぇ。
俺は自分の欲求のせいで幸せって言い切れねぇで、
そこにある幸せを、曇った目で見ちまうんだろうか。
『幸せは気持ちの問題、大事なのは大きさじゃなく。
自分が幸せだと思えりゃ、満足できれば幸せ。』
あーハイハイ、そーゆーコトなら
満足できねぇ俺って求め過ぎなワケねぇ。
ケド、だからさ。
少しずつ心を埋め始めてるコレを─幸せのカケラらしきモンを
増やして、満たして、いつかは
自信を持って言えるように、
本気の幸せを手にしてやろうって戦えるワケで。
コレが正しい戦いかは解んねぇ。
もしかしたらスゲェ間違った方向に向かってンのかも。
でも俺の目に映ってンのは、今はアンタだけだし?
─俺が決めた真実。
だからこそ後悔はできねぇし、コレだけは確実に言える。
アンタに出会う前よりは、出会った後の方が
アンタを好きになった頃よりは、今の方が
確実に──幸せだってね。
なぁ、迷いはあンだろ?
俺だって別れを決意した頃は迷いに迷って、何度も意見がひっくり返ったモンだしさ。
唯一ってのはねぇのかもって…過去の分身見て来て、実は俺は思ってたりシテ。
絶対唯一って思ってたヤツの後に、現れちまった凄ぇヤツがいたから。
ドッチが正しいのかなんて解ンねぇケドさ、ンなに重く考えんなよ。
未来があンのは、2人の先じゃなくて自分の先。
どんな無様だろうが、プライド傷つこうが
お前がこの先、今より幸せになれる道を選ぶならソレでイイってね。
人事だと思えずに出て来ちまったぜ。ま、自分の気持ちも整理できたし。
コレがあんま人目に付かねぇで沈むのを祈りつつ
お前の幸福、願ってっから。
…ンジャ。
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151 :
切原赤也
2006/10/21 08:29
あんなに幸せだった日が本当にあったのかよって思うホド、
一人の日常には色が無くて
自業自得だから何も言えねぇンだけど。
──寂しい…とか、有り得ねェだろ。
俺は孤独に慣れてた。
寧ろその方が気楽だった。
色んな分身が色んなヤツと上手くやってる裏で
初めて会ったヤツに突っ掛かっちゃァ凹まれ
たまに気の合うヤツ見つけちゃ直ぐに別れて
レンアイにも友情にも大して興味ねぇし。
テニスさえありゃイイッスよ。
アンタ等ダッセェの、好きなヤツの前だとデレデレしちまってさ。
─ンな日々を、忘れてた。
部活が終わって思い出しちまうのは、アンタのコト。
今日は先輩に珍しく奢るまで言われたってのに、気ィ乗らなくて断ったらビビられた。
腹の調子がって言い訳して、気付きゃ立ってた屋上。
風が冷えてきたなーとか思や、もう10月も末だった。
エ、ってコトは。もうすぐ一ヶ月…?
待てよ。俺、この日記始める迄の一ヶ月とこの一ヶ月
ドッチのがあのヒトに会ってる?
溜めてるモンをこの屋上からスッカリ叫んじまったら、
楽になれンのかな。
アンタに直接言いてぇのに
面倒なコトにアンタに会った瞬間に全部、消えちまうンスよ。
この一週間、まるで何もなかったみてェにキレイサッパリ。
ねぇ、
アンタはコレで、満足なの?
酸素の取り入れ方を忘れそーになった時、脳裏にノーテンキな声。
「山吹に転校して来ちゃいなよー。」
─もう卒業じゃん。
それよりアンタがウチの高校受けて下サイよ、合同練習だってあンだし。
「転校………してぇよ、できるモンなら。」
屋上で漏れちまった本音。
東京と神奈川の距離は、思った以上に遠すぎて
時々俺は、
酸素ノ吸イ方を 忘れそうになる。
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