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ちょっとずつ、キミと一緒に。
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314 :
切原赤也
2007/04/06 22:48
初の河原で、川の流れる音の中アンタは待ってた。
薄暗い闇の中後ろから近付いて、確信した所でイキナリ抱き付いてみる。
したら「切原クンはやっぱ犬かなー」とか言われるし……犬だァ!?
俺マジでンな事言われたの初めてだぜ。(苦笑)
結局はドーベルマンの子犬って事で落ち着いた……かどうかはともかくとシテ。
千石サンが去年の夏に余った線香花火を持って来てさ、フツーならソレでイイ雰囲気を楽しめたんだろうなって思う。
火のついた線香花火持って、千石サンに自分のから火取れって言ったはイイケド…線香花火ってくっついちまうのな。
千石サンの花火の火と俺のがくっついて、なんかデケェ火玉ができちまってさ。デケェと落ち易いジャン?
なんつか…アンタのと繋がった火ィ見てたら、柄にもなく真剣になっちまった。花火ごときに。
共同作業っちゃ大袈裟だけど、できるだけ長い間2人で持ったソレを見てたくなってさ。気付きゃ千石サンとの話も花火に集中したまま。
「そんなに気にする事ないじゃん、落ちたら落ちただよ。」ってノンキに笑って頬にキスして来た千石サンに、つい手元が狂っちまって
──火玉、落下。
俺はついムッとして「ソレでもコレは落としたくなかったの。」って睨んじまったんだけど、
目が合った時の一瞬の嬉しそうな笑顔に、すぐに消えちまったあの笑顔に……衝撃。
─あ、オレ 間違った。
またゴメンって言わせちまった。
俺が気付かねぇで、寂しい思いさせちまってたのかもしれねぇのに。
ンなコトで、寂しい思いしてくれたのかもしれねぇのにさ。
そうだとしたら、千石サンがンな感情見せんのなんて初めてなんだぜ?
そん時のシュンとした様子に何故か、付き合った頃海岸で見たアンタの表情を思い出して
ゴメンゴメンゴメンって思いながら、俺は眠りに入ってた。
続↓
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