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⊂恋は★全力失速⊃
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388 :
芥川慈郎
2008/03/19 19:26
君を想うとすごく不安で、不安の分だけ君が好きで。
俺を取り巻く不安というシャボン玉を割れるのは君だけで、一つ割れると好きが広がるの。
今日もまた、膨らんで膨らんでひとりでに破裂しそうだったシャボン玉を、君がそのあったかい掌の中でぱちん。
俺だけが座っていい特等席。
1番近くに居ていいよ、って居場所をもらえたみたいで。すごくすごくほっとしたこと、君にも感じてほしいな。
だからどうか、俺の用意した席にも座ってね。
あのね、喧嘩したあの日のこと。
怒るだろうなって思いながら押した決定ボタン。
たいしたことじゃないのにわざと大きいことみたいにして、君の逆鱗に触れた。
怒った君が見たくて、君に甘えたくて、君を知りたくて。俺にとって君がどれだけ大事か確かめたくて。
予想以上にこっぴどく怒られて泣いてしまったんだけど。でも、嫌わないで居てくれた。
こんな試し方をする俺を許してくれる?
両刃の剣を振りかざして、傷付きながら切り付けて。泣きながら手当てして、また柄を握り締めて。
単純なようで複雑に見えて、やっぱり単純な常套手段。
面倒なことは自覚しているんだけれど…この惜しみない好きの一貫てことで一つ。
ね?
ディア マイダーリン。
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