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⊂恋は★全力失速⊃
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416 :
芥川慈郎
2008/04/26 22:02
好きだ。なぁ。
実感。
何が、とか。何処が、とか。
わかると安心する。理解できると納得する。
でもできないの。
好みのタイプはなんですか。
たぶん。ねぇ。
掛け離れてると思うんだよ。
君じゃない理想像。
でも君が好き。
なんで、どうして。
君に惹かれている。君が愛しいと思う。何故なの。
よく、理想と現実は違うっていうけれど。それを分けるのは何だろう。
答えが先に出ている不思議。
いつも公式を探している。
結果だけあればいいでしょ、って言う人もいるけど。俺はどうやら最初から順番に行かないと胸の奥がもやもやする質で。
探してしまう。
理想と現実のイコール。
でもいつか、理想は現実になるよ。
君が理想に引っ張られるのか、理想が君になるのか、同化していく中での引っ張りっこ。
だから余計わからなくなる。どうして君じゃなければならないんだろう。
君が特別だと決定付けたものは何？
だってそうでしょ。理想が君に溶けていく。
なら、誰だっていいじゃん。
でも君じゃなきゃだめだよ。君がいいよ。どうして？
ねぇ、どうしてかな。
君は答えを知ってるの。
俺の欲しい言葉をくれるの。
そうなんだとしたら、きっとそれが理由なんだろうな。
あのね。今日ね。
バスの待ち時間。
そういうふとした瞬間に俺のことを思い出してくれたこと、嬉しかったよ。
すごく嬉しかったよ。
君の中に、俺を置いてもらえてるんだなぁって。思ったから。
恋人っていうポジションに居るだけで特別かもしれないけれど、君はどれだけ好きかわかってないって言うかもしれないけれど。
恋人だから特別、じゃない。俺だから、君だから、特別。そうありたいの。
俺のことばっかり、考えていてくれたらいいのにな。
目まぐるしい生活の中で、ふとぼんやりした瞬間に俺を想ってくれたなら。
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