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静かの海
 ┗466

466 :日吉若
2009/04/01 15:56

また少し日を空けてしまったか。
なかなか速度がままならない。片付けようと思ったバトンは、片手間で書きたいものではなかったのでもう暫く時間を必要としそうだ。


あの人がたまに不安がる事がある。
いつもは俺の方がネガティブに陥りやすく、それをあの人がバカだなと笑ってフォローするのがパターンだが、時折あの人も自己嫌悪に暮れる。
自分の中の嫌な部分と戦っている間、俺に出来る事はあまりない。というのは、結局の所それはあの人自身の戦いでしかないからだ。
俺がいくらそれで普通だと言い募ったところで、あの人がそれに納得出来なければ意味はない。それを知っている。
聞き入れてくれないわけではなく、そういうモンだろう。
自分の言葉が常に相手を動かす物ではないと、別個の人間同士である以上は当然の事を理解しておかなくてはならない。…多少、もどかしさがないわけじゃあないが。

何だかんだと1年以上一緒にいる。その間ずっとあの人を見てきた。ほんの少しずつでも俺に預けようとしてくれているあの人の姿を、今はとても大切に思う。
あの人が不安がるのなら、俺はただ大丈夫だと楽観的に笑ってしまおう。
何故なら、未来への不安の強さは裏を返せば俺を失いたくないという「今」のあの人の想いの強さとイコールで結べるからだ。
不確かな未来を断言する事は出来ない。けれど、未来の話の中で、今を実感する事は出来る。

俺が怖じて足を止めた時、いつだって一歩先で手を差し伸べたのはあの人だった。
だからあの人がそうである時、今度は俺が笑っていたい。そう思っている。

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