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Å ミソポタミア文明 Å ☆らびんゆ☆
┗409
409 :
滝萩之介
2010/04/22 22:44
『無題』
レギュラー落ち。
いつかはなるかもしれない、とは思っていたんだ。
ただ、まさか仲間に負けて落ちるとは思わなかったな。
宍戸亮
幼稚舎の頃から知ってる。
岳人と三人でよくテニスの練習をしたからね。
岳人はとても身軽、身体能力が高かったんだけど…宍戸は精神力がすごかった。
俺たちの仲でも、一番の努力家。
ちょっと、血の気も多かったけどね。
多分、俺らと別れた後も一人で練習していたんだと思う。
よく知っている。
それは宍戸からしてもそう、だと思う。
一番戦いにくく、そして一番戦いやすい。
だから、宍戸は俺を選んだ。
岳人はダブルス専門だしね。
俺はダブルスもシングルスもやれる…宍戸もね。
勝負を挑まれた時、さすがに少し戸惑ったよ。
でも、受けないわけには行かないから。
“正レギュラー”が油断するわけには行かない。
いついかなる時も、他校、そして自分より下のものに負けるわけには行かないんだ。
宍戸は、強かった。
いや、強くなってた。
俺も、かなり本気出したんだけどね。
びっくりしたよ。
まさか、あんなに簡単にやられるとは思わなかったな。
宍戸の努力に負けた。
なら、今度は俺の番だよ。
努力に負けたなら努力で返してあげる。
高等部じゃ、宍戸より先にレギュラーとって見せるよ。
そして、また努力するだろう宍戸の挑戦を受けてあげる。
今度は、負けないよ。
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