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ミッドナイト氷帝~アルティメットラバーズ~
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111 :
跡部景吾
2008/11/08 16:33
…埃を被っちまわないように綴っておくか。
出掛けたのは夜、紅葉が人工灯に照らされた並木道。
人気は無くあいつと手を繋ぎ並んで歩いた。
普段は手を繋ぐなんてコトはしねェがあの日は特別だ。
ふとベンチを見ればそこに寝そべっていたのは太った猫。
あいつよりも猫優先の俺はそっちを落としにかかるが見向きもされなかったぜ(ちっ)
次いで、落ち葉の山から顔を覗かせたトカゲを発見。
パトリシアと命名するがまたもやそっぽを向かれたな…(ふ)
…トカゲを見た瞬間呻いたあいつは爬虫類が苦手らしい。
そのまま少し歩いた所に売店があったが然したる興味も無く素通り。
道を一頻り歩いた所で唇だけを動かして言葉を贈った。
……あいつにはちゃんと伝わっていたようだ。
返された言葉に思わず顔がにやけそうになったが何とか堪えた。
ポーカーフェイスくらい、素で出来んだよ。
久々にあいつと出歩いたほんの数分。
>これ以上の幸せは無いと、強く思った。
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